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年末年始に自作するならコレ! 定番のRyzenとRadeonで組む小型ピラーレスゲーミングPC

2025年12月22日 18時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

提供: 日本AMD

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ビデオカードは進化した新技術群をサポート

 ビデオカードに選んだのは、Radeon RX 9060 XT GPUを搭載したASRock「Radeon RX 9060 XT Challenger 8GB OC」だ。ビデオメモリーは、主流の16GBの半分となる8GBだが、5万円を切る価格帯とフルHD解像度でのFPSゲーミングでは、8GBで十分と判断した。

Radeon RX 9060 XTを搭載する「Radeon RX 9060 XT Challenger 8GB OC」

大型ファンを2基搭載するGPUクーラーで、GPUコアを静かにしっかりと冷却する

GPUの情報を表示するGPU-Zのステータス画面。Radeon RX 9060 XT 8GB GDDR6搭載で、GPUコアクロックは3290MHzにオーバークロック済み

 Radeon RX 9060 XTは、AIを採り入れた4つの新技術群となる「FSR Redstone」を活用できるのも選んだ理由になる。

 「FSR Redstone」は、Radeonドライバー「AMD Software Adrenalin Edition 25.12.1」から対応しており、従来のアップスケーリング技術や、フレーム生成、レイトレーシング技術をRadeon RX 9000シリーズ GPU向けに最適化している。さらに、ニューラルレンダリング(機械学習)を採り入れているため、これまでよりも描画品質が向上するという。

アップスケーリング技術「FSR Upscaling(FSR 4)」、フレーム生成技術「FSR Frame Generation」、レイトレーシング関連の「FSR Ray Regeneration」、「FSR Radiance Caching」。詳細はAMDのWebサイト

 とくにフレームレート向上に効果的なフレーム生成技術の「FSR Frame Generation」は、プレイ感の向上にかなり貢献する。FSR 3.1.4以降に対応したゲームである必要はあるが、動きの激しいシーンで目立っていた描画崩れ(ゴースト)を大幅に低減する。描画品質を維持しながら、フレームレートを伸ばせるのはうれしい限りだ。

機械学習を活用したフレーム生成は、ゲーム側のFSR 3.1.4以降への対応のほかに、ゲーム起動前にAMD Softwareで「AMD FSR フレーム生成」を有効にする必要がある

今回のターゲットゲームのひとつである「コール オブ デューティ: ブラックオプス7」は、「FSR Upscaling(FSR 4)」、「FSR Frame Generation」に加え、レイトレーシングの品質を向上させる「FSR Ray Regeneration」にも対応している

こだわるところにこだわったピラーレスPCが完成

 Ryzen 7 9700XとRadeon RX 9060 XT 8GBのほかも、こだわってパーツを選んで組んだピラーレスゲーミングPCのレシピ。

 フルHD解像度の144~240Hz対応ゲーミングディスプレーを含めて約25万円台を狙ったため、コストを重視しているが、いま自作するうえで押さえておきたいポイントは押さえたつもりだ。

 日々、目にするPCケースは、コンパクトピラーレスデザインのOkinos「Okinos Mirage 4 ARGB」を選んだ。

 ディスプレー横に置けるサイズで、幅275mm、奥行き346mm、高さ354mmとなっている。奥行きが短い、かわいいキューブデザインなのがひとつめのポイントだ。

 7000円前後の手ごろな価格で3基のアドレサブルRGB LEDファンを標準装備し、PCを彩ってくれる点や、初めてのPC自作でも組みやすい広めの裏面スペースが備わっている点が選んだおもな理由だ。

Okinos「Okinos Mirage 4 ARGB」。ホワイトコーディネートにこだわると全体のコストアップに繋がるので、シックなブラックカラーを選んでいる

3基のLEDファンに加え、CPUクーラーにもLEDファンモデルを組み合わせ。内部を鮮やかに彩るPCが完成だ

下面の2基のファンは、羽の向きが逆になったリバースブレードタイプで、下面から吸気するようになっている

USBやスイッチ類は天面に装備。USB Type-Cポートを備えているのが良いところだ。また、リセットスイッチで、LEDファンの発光色などの変更も可能だ

7000円前後ながら、アドレサブルRGB LED向けのハブを備えているのも高評価なところだ

右サイドパネルが全面メッシュ仕様なのもエアフロー的に良い感じ

マザーボード裏面スペースは広く、各種ケーブルをスムーズに取り回し、取りまとめできる。はじめてのPC自作でも組みやすいだろう

前面側から見ると、24ピン電源ケーブルなどの取り回しが目に入ってしまう。ここは少し残念なポイントかも

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