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被害軽減につながる迅速な復旧も可能な「Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」

Oracle DBに“データ損失ほぼゼロ”のランサム対策を、オラクルがZRCVを紹介

2025年12月16日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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低コストから始められる次世代のDBバックアップ、国内展開を強化中

 ZRCVの利用価格は、バックアップデータとREDOログの保存容量に応じた従量制となっており、1GBあたり月額6.2円(税抜)。一例として大澤氏は、更新頻度の多くない1TBのDBを保護対象とした場合の試算では、月額1万円を切る料金からZRCVによるデータ保護が始められると述べた。

ZRCVの利用料金(保存容量1GBあたりの月額)と試算

 オラクルでは、コンサルティングメニューとしてZRCVの導入支援サービスを展開するほか、導入支援や提案を行う国内パートナーの拡大施策も進めている。現在はアシスト、TIS、ラック(LAC)をはじめ、26社が賛同していると紹介した。

 また、低コストからデータ保護を始められる特徴から、すでに多くの国内企業がZRCVを利用しているという。その一例として紹介された建機レンタルのアクティオは、大規模災害の発生時にも必要とされるビジネスであることから、OCIの東京リージョンとシンガポールリージョンを活用してBCP/DR対策を行ったうえで、障害直前までのデータを迅速に復元できるZRCVを採用しているという。

ZRCVの顧客事例、アクティオのケース

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