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平均年収、429万円に 過去8年間で最高も、50代以上は減少

2025年12月08日 16時30分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリアが12月1日、「平均年収ランキング2025」を発表した。2024年9月から2025年8月にかけて同サービスに登録した約60万人のデータを基に、正社員として働く20〜65歳の平均年収を分析したもの。2025年の平均年収は429万円となり、前年より3万円増えた。新型コロナの影響で落ち込んだ2021年と2022年から転じ、2023年以降は3年連続の上昇で、2017年以降では過去8年間で最高額となった。

 男女別では男性が487万円、女性が370万円で、それぞれ前年から6万円、4万円増加した。年収中央値でも全体が384万円と前年より4万円上がり、男女別でも男性430万円、女性350万円といずれも10万円の増加となった。年代別では20代が365万円で5万円アップ、30代は454万円で3万円アップ、40代は517万円で2万円アップと上昇が続いた一方、50代以上は601万円で6万円の減少となった。

 職種別では医師が3年連続で1位となり、平均年収は1063万円に達した。投資銀行業務が932万円、運用(ファンドマネジャー/ディーラー)が842万円で続く。背景にはマーケットの活況があり、会計コンサルタントや財務アドバイザリーなど、専門性の高い職種も大きく上昇した。業種別では「投信/投資顧問」が814万円でトップとなり、「ベンチャーキャピタル/プライベートエクイティ」「証券会社」など、金融に分類される業種が軒並み上位に入った。

 地域別では東京都が476万円でトップとなり、上位4位を関東の都県が占めた。47都道府県のうち28都府県で年収が上昇し、富山県と青森県が13万円増で最も伸びた。エリア別では関東と関西が4万円アップで最も上昇幅が大きかったという。

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