比較して見えた「価格の壁」
2480円の製品なので、パナソニックの高級モデルと比べるのは酷だとしても、筆者が長年愛用している出張用シェーバー「ES-RS10」(Amazonで1291円)と比べても、その性能差は歴然だった。価格ではシャオミのほうが約2倍だが、剃り味・使いやすさ・信頼性すべてにおいてES-RS10が上。結果的に「価格相応」というより「価格未満」という印象である。
USB Type-C充電は現代的だが、60日駆動というスペックはあくまで理論値であり、実際のバッテリー持ちは未知数。現時点では3日目なので評価不能だが、フル充電後にどれだけもつかはもう少し観察が必要だろう。
Xiaomi電動シェーバー S101は、絶対価格で見れば「悪くないコスパ家電」に分類されるかもしれない。しかし、電動シェーバーとしての完成度はまだ発展途上だ。デザインやUSB充電対応などスマートデバイス的要素は魅力だが、肝心の剃り性能は価格並み、いや、期待値の分だけマイナスといえる。
スマホで築いたシャオミブランドの信頼が、こうした周辺ジャンルではまだ通用しないことを痛感させられた一品だった。朝の3度目のシェービングを終えた筆者は、丁寧に水洗いしてしっかり乾かした後、元箱に戻し、次回の「断捨離フリマ」行きの棚へそっと置いた。

今回の衝動買い
・「Xiaomi電動シェーバー S101」
・購入元 Amazon.co.jp
・価格 2480円
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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