サイコムは、11月19日から21日にわたって幕張メッセで開催される「Inter BEE 2025」に出展する。今回の展示では、プロフェッショナル向けの最新の映像編集システム「Leptonシリーズ」の新モデルを披露する予定だ。特に注目を集めるのが、11月21日に発売予定の「Lepton Hydro Extreme WSX870A」。このモデルは、最新のデュアル水冷システムを採用したAI開発やデジタルクリエイティブ作業に最適化されたPCとなっている。
Leptonシリーズの新製品「Lepton Hydro Extreme WSX870A」には、サイコム独自の水冷仕様ビデオカード「Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX 5090 32GB」が採用されている。また水冷システムの採用により、既存のPCと比較して8.3Kから4Kへのエンコード速度が向上している。出展では、旧モデルと新モデルの速度比較を含めたデモンストレーションが予定されており、その性能を来場者に体感させることができる。
加えて、ラックマウントに対応した「Lepton Hydro Extreme WSX870A RM Edition」も同時に披露される。このモデルは、放送機器向けキャプチャーカードやSFP+の拡張カードを搭載可能で、リアルタイムグラフィックスの高負荷作業を長時間にわたり安定してこなすデモンストレーションも行われる予定だ。更に、省スペースでありながら高性能な「Lepton Mini B850A」も展示され、10月10日にすでに発売されている。
また、「Lepton Hydro Extremeシリーズ」と「Lepton Miniシリーズ」は、Inter BEEの「INTER BEE AWARD」コンテンツ制作/放送・メディア部門(ハードウェア&ソフトウェア)にノミネートされており、これも注目のポイントである。これにより、サイコムの技術力と革新性がさらなる評価を受けることが期待される。


