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発生から変遷を解説する「CSIRT小史」も

ゼロから始めるCSIRT 日本シーサート協議会が“実践手引書”を14年ぶりに刷新

2025年10月31日 13時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 日本シーサート協議会(NCA)は、10月29日、CSIRT構築のための実践的な手引書である「CSIRTスタータキット」のVer.3.0を公開した。Web版とPDF版の2種類が用意されている。

CSIRTスタータキット
https://www.nca.gr.jp/activity/pub_doc/csirtstarterkit.html

 CSIRTスタータキットは、CSIRT構築に関わるわかりやすい文書が少ないという想いから、日本シーサート協議会の有志で作成している手引書。CSIRTの基本的な役割や構築の流れ、必要な規程や手順、運営に役立つ内容が整理されており、ゼロからでも自組織の体制を整備できるように構成されている。

 2007年に初版がまとめられ、2011年のV2.0では英語版・ベトナム語版を公開。14年ぶりに刷新したVer.3.0では、最新の情報にあわせて全面的に書き直された。

 あわせて、CSIRTの発生から変遷まで、その歴史を解説する「CSIRT小史」も追加されている。

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