10月29日、マイクロソフトとOpenAIの提携が新たな段階に入った。
まず、OpenAIが「公益法人(PBC)」へと移行することをマイクロソフトが支持した。マイクロソフトはOpenAIグループPBCの約1350億ドル分(約20兆円、約27%)を保有することになる。
次に、マイクロソフトは引き続き「フロンティアモデルパートナー」として、OpenAIの最先端モデルの独占的知的財産権とAzure APIの独占利用権を保持する。権利はAGIが宣言されるまで続くことになる。
また、マイクロソフトは2032年まで、モデルおよび製品に関する知的財産権を延長する。AGI以後のモデルについても一定の安全措置のもとで権利を保持する。
一方で、マイクロソフトの権利からOpenAIの消費者向けハードウェアが除外される。OpenAIは他の企業と製品を共同開発できるようになる。APIはAzureの独占だが、それ以外の製品については他社のクラウド上でも提供できる。マイクロソフト自身も他社と組み、独自にAGIを開発できるようになった。
加えて、OpenAIは新たに2500億ドル(約38兆円)分のAzureサービスを購入することが定められた。







