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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第128回

これがAIの集客力!ゲームショウで注目を浴びた“動く立体ヒロイン”

2025年10月20日 07時00分更新

文● 新清士

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 9月25日から28日にかけて東京ゲームショウ2025が開催され、筆者もAI Frog Interactiveとしてゲーム「Exelio-エグゼリオ-」をインディブースに出展しました。ゲームは2026年リリースを見込んで開発を進めています。ゲーム開発にも生成AIを使用しているのですが、今回お伝えしたいのは、それについてではなく、回転型のLEDディスプレーとAI動画を組み合わせた展示がプロモーションとしてすごく効果的だったという話です。小さなブースでも多くの人の足を止めることができる、ちょっとした工夫をご紹介します。

※記事配信先の設定によっては図版や動画等が正しく表示されないことがあります。その場合はASCII.jpをご覧ください

TGSで実力を発揮した「回転型ディスプレー」

▲筆者の会社で開発中のクラフト系サバイバルゲーム「Exelio-エグゼリオ-」

 筆者の企業が東京ゲームショウに出展するのは、今回のインディブースの出展で3度目なのですが、ブースはそれほど大きくないため、あまり複雑な飾り付けはするスペースがありません。予告編動画を流すモニターと、ハンズオンとして触ってもらえるように「Steam Deck」を何台か並べると、もうスペースにはパネルを貼るぐらいしか余裕がありません。多くの人が数ある展示のなかで、どうやって少しでも足を止めてもらうのか。

 昨年、一昨年は、「Looking Glass GO」といった裸眼立体視モニターを置き、主人公たちの3Dモデルを表示していました。裸眼立体視を見たことがある人は限られるため、これも効果的で多くの人が足を止めていました。ただ、弱点としては、スマホサイズ(6インチ級)のため画面が小さく、視野角が狭いので、気がついてもらうのが大変でした。

 今年は、別の方法でいいものがないかということで思いついたのが、回転型LEDディスプレーを使うことでした。

▲回転型LEDディスプレーで流していたAI動画によるデモンストレーション。残念ながら、スマホのカメラではきれいに撮影できないが、実際はかなり鮮明で美しい

東京ゲームショウでの筆者のAI Frog Interactiveのブース。人もお金も足りないので、機能を絞り込んだ展示にしている。左端が、回転型LEDディスプレー

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