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Windows Info 第502回

Windows 11でBluetoothのオーディオ新規格「Bluetooth LE Audio」を試す

2025年10月19日 10時00分更新

文● 塩田紳二 編集● ASCII

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Windows 11マシンでLE Audioを使う

 LE Audioは、ホスト側(コントローラー)、ヘッドホン側の両方がLE Audioに対応している必要があり、ホスト側には、LE Audio対応のドライバが求められる。まずは、WindowsマシンがLE Audioに対応しているかどうかを確認する。それには、「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「デバイス」を開き、「デバイスの設定」に「使用可能な場合は、LEオーディオを使用する」という項目があるかどうかを確認する。この項目があるなら、該当のマシンは、LE Audioに対応しており、ドライバがインストールされている。

Windows

「使用可能な場合は、LEオーディオを使用する」という項目があればLE Audioを利用できる

 あとは、通常のBluetoothデバイスのペアリングと同じである。なお、現状、LE AudioよりClassic Audioの製品が多いため、LE Audioデバイスは、Classic Audioにも対応している。前述の「使用可能な場合は、LEオーディオを使用する」がオンになっていると、ペアリング時にLE Audioデバイスのみが表示されるが、オフの場合には、Classic Audioも表示される。

Windows

LE Audioに限定していない場合、ペアリング時にほとんどのデバイスが持つClassic Audioデバイスが見える

 ペアリング後、完全独立型ヘッドホンであれば、左右別にバッテリと接続状態が表示されるようになる。

Windows

ペアリングが完了すると、完全独立型ヘッドホンは、左右のイヤホンが独立して表示される

 今回試したデバイスでは、動作が多少不安定な部分が見受けられた。また主観的な評価だが、音に少し透明感があるような気がする。評価に利用したLE Audioデバイス自体、安価に販売されているものであること、初期のデバイスであることを考えると、デバイスの実装に問題があった可能性もあり、これをもって、LE Audioを評価することはできない。

 まあ、こういうデバイスは2~3世代目まで待つの定石。とりあえずはLE AudioをWindows 11でも利用できることは確かめられた。

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