性能は折り紙付き、放熱性も優秀
ベンチマークテスト(CrystalDiskMark 9.0)では、シーケンシャルリードが約1050MB/s、ライトが約1030MB/s。比較のために計測した同社旧モデル「DISK」や、GRAUGEARの「SSDお立ち台」ともほぼ同水準の数値を示した。
特筆すべきは発熱の少なさで、金属筐体の放熱性が高く、連続書き込み時でも安定動作を維持している。加えて、付属のスリップインケースは質感の高いPUレザー製で、収納時の滑らかな手触りが心地よい。
コンパクトな中に「ケーブル紛失ゼロ」「放熱設計」「充電パススルー」という3つの実用要素を組み込んだこの製品は、まさに“未来系SSDケース”と呼ぶにふさわしい存在である。
筆者がかつて関わっていた超大型コンピュータ時代、磁気ディスクは人の背丈ほどもある大きな装置だった。それがいまや手のひらサイズにまで縮小し、1TBを超える容量を当たり前に持ち歩ける時代である。
かつて「HDDの時代は終わる」と言われて久しいが、2025年の今も回転するディスクは健在で、SSDと共存を続けている。急にやって来る未来もあれば早くから言われていてもすぐにはやって来ない未来もあるのが面白い。テクノロジーの進化は直線的ではなく、共存と淘汰を繰り返しながら現実的なバランス点を探るものだ。
モバイルとクラウドが融合する現代において、「SHARGE DISK PLUS」は“物理ストレージの最終進化形”のひとつなのかもしれない。シンプルだが賢く、そして何よりクールで美しい。その存在感が、筆者を3度目の衝動買いへと駆り立てた理由である。

今回の衝動買い
・SHARGE DISK PLUS
・購入元 SHARGE公式オンラインストア
・価格 19.90ドル
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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