売る人も買う人も安心。ゲオ流「信頼サイクル」の作り方
同日、メディアを対象としたプレスツアーを開催し、これまで非公開であったゲオモバイルの品質を支える拠点を一部披露した。ゲオストアの代表取締役社長である濵野敏郎氏は、中古ビジネスの根幹として「都市部から地方までお得で安心できる中古スマホをいつでも選べる環境を整え、より多くのお客様の暮らしを支えていきたい」「販売数を上回るように買取に力を入れている」とコメントした。これが安定した在庫供給の源泉となっているようだ。
ゲオのモバイル販売推進部 ゼネラルマネージャーである藤巻 亮氏によると、同社はウェブサイトで買取価格を公開しているが、実はエリアによって価格設定が異なるという。特に秋葉原のような同業他社がひしめく競合エリアでは、「ウェブで公開している価格よりも高値で買い取るケースもある」とユーザーにとっては見逃せない情報を教えてくれた。
なお、中古端末購入時の懸念点として挙げられがちな「バッテリーが劣化した端末」については、iPhoneなどバッテリー状態を数値で確認できる端末では、販売時にその残量を明記している。
「個人情報漏えいへの不安」に対しては、専門スタッフによるデータ消去と検品を属人的な作業に頼らず、専用ツールを用いた標準化された工程として実施している。このように、自身の端末を下取りに出すユーザーと中古端末の購入を希望するユーザーの双方にとって、安心して利用できる仕組みを整えている。
さらに、同社独自の資格制度である「スマホ相談員」による中古端末購入時のサポート体制を設けることで、ユーザーが安心して自分に最適な一台を選べる環境を整備しているという。

















