さらば停電！UPS派にもオススメしたい、最新ポータブル電源を買っておくべき理由

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デスクトップPCには絶対必要なUPS&パススルー機能

　この記事はそんな特徴を持つJackeryのポータブル電源を活用し、より一層生活に役立てていこうという趣旨で執筆している。

　取り上げたいのは、デスクトップパソコンを使っている人なら興味を持ってもらえそうなJackeryのポータブル電源製品の機能。「UPS＆パススルー機能」だ。この機能を搭載する機種が増えていることが、Jackeryを選ぶ大きな理由になる。

デスクトップユーザーには必須のUPS&パススルー機能。突然の停電時でも作業中のデータを安全に保存する時間を確保できる。

　ゲーマーや絵描き、動画配信者など、高性能なCPU/GPUを使い倒しているユーザーは、UPS（無停電電源装置）専用機を導入しているケースが多いのではないだろうか。

　UPSとは停電などで電源が途切れた際、瞬時に内蔵バッテリーに切り替え、パソコンやサーバーに電力を供給し続けられる機能を持った装置のこと。作業中に停電や落雷の瞬断が起こっても、電源が落ちないため、データ損失や機器故障を防げる。また、停電だけでなくケーブルに足を引っかけて抜けてしまったなど、不慮の事故の対策にもなる。

　一方、パススルー機能とは、ACコンセントから機器に電力を供給しながら、同時にポータブル電源やモバイルバッテリーを充電できる機能のこと。コンセントとパソコンの間に常にJackeryの電源をつないでおけば、ポータブル電源内蔵のバッテリーを充電しつつ、その出力ポートから、パソコンはもちろんスマホや家電にも給電が可能となっている（※1、※2）。

　落雷等で一瞬でも停電してしまうと、パソコンでそれまで作業していた内容がすべて吹っ飛んでしまう危険性があるが、UPSやパススルー機能に対応したJackeryのポータブル電源を常に使っておけば、唐突にPCの電源が落ちてしまう計り知れない恐怖に対する大きな保険になるのである。

※1　パススルー充電機能を利用するには、前提条件として充電電力より出力電力が小さい必要がある。デバイスの出力電力が充電電力より上回る場合、バッテリーは蓄電できない。
※2　ポータブル電源は完全に0秒で切り替えるUPS機能を搭載しているわけではない。

　使い方も簡単で本体の右から出ているケーブルをACコンセントに接続。正面にあるコンセントにはパソコンやディスプレーなどの機器をつなぐだけだ。

使用している「500 New」は0.01秒のUPS機能を搭載（従来モデルは0.02秒の切替が多い）

　こうしてPCと電源の間にUPSを挟んでおけば、通常時はUPSに充電しながらPCに電源が供給されるが、「500 New」の場合、停電を感知すると0.01秒で内蔵バッテリーからの給電に切り替わり、パソコンの作業を続けられる仕組みだ（ポータブル電源は完全に0秒で切り替えるUPS機能を搭載していない、従来モデルでは0.02秒の切り替えの機種が多い）。

　停電になっても、作業途中のデータを保存して安全にシャットダウンするだけの時間が確保できるので、慌てずにデータを守ることに集中できる。Jackeryでは現在、このUPS&パススルー機能を搭載するモデルのラインアップを増やしているところだ。

　実際に編集部にあるデスクトップPCを使用して、Jackeryのポータブル電源と壁のコンセントをつないでいるオレンジ色のケーブルを抜くという実験をしてみたが、パソコンの動作には特に問題が生じなかった。ゲームなどをプレー中の場合や動画のエンコード作業中の安心感も高められるだろう。

　夏のゲリラ豪雨の怖さは停電だけではなく、家屋に落雷した時の過電流によるPCや家電の破損もある。Jackeryのポータブル電源は雷サージ保護機能も搭載しているので、万が一、家屋に落雷しても過電流からPCや家電製品が守れるのである。

ポータブル電源であれば気軽に持ち運んで活用できる

　パソコン用のUPS専用機は比較的安価に手に入れられるが、UPS機能を持ったポータブル電源にはメリットがある。それは、UPS専用機はPCの横に固定しているため、PCおよびPC周辺機器以外の用途にしか使えないこと。もしもの時に備えるPC専用のバックアップ電源であり、もしもの時以外は使わないものなのだ。

　これに対してポータブル電源はポータブルという名前の通り、持ち歩くことを前提としたバッテリーだ。家にいる際はPCにつないでおけばいいが、パソコンを使わない場合はPCから外し、レジャーなどに持ち出すこともできる。普段はパススルーで使っておけば、緊急時に充電が足りないという失敗も防げるだろう。

　冒頭でフェーズフリーの防災について紹介したが、災害などで深刻な停電が発生した場合は、まずPCを安全にシャットダウンし、そのあとはPCから外して、スマホの充電や扇風機、電気毛布、冷蔵庫などの家電用の緊急電源にすることもできるわけだ。コンセントから電源が供給されなくなった環境下で、普段と変わらない家電製品を使いたい。そんな願いを叶えてくれるのがポータブル電源なのだ。

製品を使用する上での注意：
・本製品は、電気系統（家庭内の電源など）が突然停止した場合、自動的にバッテリー給電モードに切り替わるUPS（無停電電源装置）機能を備えています。
・切替時間は約10ミリ秒（0.010秒）以内です。

ただし、本機能は0msでの完全な無停止給電には対応しておりません。そのため、以下のような高精度な連続電源供給を必要とする機器への接続はお控えください：
・データサーバー
・ワークステーション
・医療機器など
　これらの機器でご使用を希望される場合は、事前に複数回の動作テストを実施し、機器との互換性をご確認の上でご使用ください。

また、複数の高負荷機器を同時に接続した場合、過負荷保護が作動し電源が遮断される可能性があります。使用時はできるだけ一台の機器のみを接続することを推奨します。

※記載の手順に従わずに機器が正常に動作しなかったり、データ消失などの損害が発生した場合、弊社では責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。

豊富なラインアップから置き場所・使い方に合わせて選べる

　なお、Jackeryは豊富なラインアップを揃えており、用途に合わせて最適なモデルが選べるというメリットがある。逆に言うと、用途によって接続できる機器の数、ワット数、使える機能についての違いが若干出てくるので、自分に合った製品が選べるよう、代表的なモデルの機能や使用についてまとめておく。

　キャンプやお花見には小型軽量モデルを持ち出す、PCの電源バックアップとしては大容量モデルをつないでおいて災害時には非常電源として使うなど、複数台を組み合わせて保有することも有効だろう。

写真は左から500 New、1000 New、2000 New

Jackery アマゾンプライム感謝祭セール会場