東京ゲームショウ2025レポート

マウスコンピューター、G TUNEの白のミニタワーをTGSでお披露目 ゲーミングPCへの取り組みを強力アピール

文●岡本善隆/ASCII

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 マウスコンピューターは、9月25日から開催の「東京ゲームショウ2025」に大規模なブースを展開。おなじみ「G TUNE」ブランドでは、ホワイトのミニタワー型や鮮烈な赤のゲーミングノートを初めて公開するなど、ゲーミングPCに対する取り組みをあらためて力強くアピールした。

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ホワイト&ミニタワーのG TUNEが初お披露目。発売は10月中旬を予定している

赤と黒の2色のイメージが強くアピールされてきた新「G TUNE」
コンセプトは変えずに「白と赤」のミニタワー型を投入

 同社は東京ゲームショウの4日間の会期中、多様なテーマのステージを1日4回、計16回開催するなど、ブースの規模だけではなく、力の入れ方は半端ではない様子。その初回となるステージでは「G TUNE新製品発表:DetonatioN FocusMeトークセッション」と題して、代表取締役社長の軣 秀樹氏自ら、初公開となる新製品を紹介した。

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ステージにはプロゲーミングチームの「DetonatioN FocusMe」の方々も登壇

 今年1月に21周年を迎え、リニューアルを果たした「G TUNE」ブランドは、「最新のゲーミング体験を実現するスペック」「プロフェッショナルに応えるハードウェア」「ゲームを愛するすべての人を応援する」の3つのミッションを掲げており、今年7月に新登場したミニタワー型ケースでもその要素が盛り込まれている。

 具体的には最新の大型グラボを搭載可能なケースであるとともに、サポートバーへの対応や効率的なエアフローによる冷却性能、PCゲーマーの情熱を表わしているという鮮烈な赤を用いたデザイン、そしてケースの使い勝手では本体上部の端子類に蓋を付けたところや折りたたみ可能なヘッドフォンホルダーなどが挙げられる。

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デザインのみならず、日々の使いやすさも追求されている

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端子部分に開閉式のフタを付けたのは軣社長からの強い要望とのこと

 特にデザイン面では、あえてRGBのファンなどを用いず、黒と赤の2色に絞ったり、派手すぎない間接照明のLEDを用いることで、スタイリッシュさを実現しているが、このコンセプトはホワイトのミニタワー型でも同じ。本体前面にはスポーツカーのエアインテークをイメージしたデザインを採用するなど立体感を出しつつ、派手すぎないマシンができたのではないかとした。

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ホワイトなのに精悍なイメージ。新たなスタイルを築く1台になりそうだ

 なお、このミニタワーのホワイトモデルは10月中旬の発売予定。東京ゲームショウのマウスコンピューターブースのほか、直営店でも実機の展示が予定されている。

鮮烈な赤がインパクト大 本格ゲーミングノート「G TUNE P5」に新色

 G TUNEの新色はもう1製品。ゲーミングノート「G TUNE P5」のレッドモデルが追加されている(9月25日発売)。

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黒メインでアクセントに赤というG TUNEのデスクトップとは反対に筐体全体に赤が用いられている「G TUNE P5」のレッドモデル

 G TUNE P5は元々は比較的お手頃なゲーミングノートとして知られてきたシリーズだが、現行モデルでは最近主流の16:10ではなく、競技シーンで要望が多い16:9の縦横比にあえてこだわったほか、165Hz対応の15.6型WQHD液晶、GeForce RTX 5060/5070 Laptop GPU、それでいて約2.19kgと比較的軽いことにより、本格派モデルとして展開されている。

 その中でもレッドモデルは、デスクトップ型のようにアクセントとしてレッドを用いるというアイデアもあった中、全面的に筐体に採用するというチャレンジに取り組んでいる。この塗装も最近多いマットなタイプではなく、自動車の塗装に近い光沢系。インパクト大なのは間違いない。ちなみにG TUNE P5のファンは79枚のブレードを用いた新設計により、しっかり冷えつつ静音性も重視されているとのことで、この点にも注目してほしいとのことだった。

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光沢感のある赤が美しい

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ホワイト、ブラックと合わせて3色用意される

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DetonatioN FocusMeの板橋ザンギエフさんは海外遠征の練習用にぜひ使いたいとのこと

 このほかG TUNEブランドの周辺機器も登場。70%サイズのラピトリキーボードのほか、38gの超軽量ゲーミングマウス、ゲーミングヘッドセット、G TUNEのロゴが眩しいマウスパッドが発売されている。

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38gのワイヤレスゲーミングマウスも登場

 軣社長は、今回のG TUNEの進化はユーザーの声を聞いて、それを製品に反映させた結果として、さらなる進化のために皆さんのお力を貸してほしいとしてステージを締めた。

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参考出品(直営店で販売予定)として展示されていたのがNEXTGEARブランドのフルタワー型の1台

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ピラーレスのパネルを半透明/曇りガラスで切り替えられる仕様だ

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欧州市場で先行販売されているという、240Hz対応&34型ウルトラワイド&湾曲のゲーミングモニター

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ブースにはG TUNEをイメージしたカラーの衣装を着るコンパニオンさんも

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こちらはNEXTGEAR。マウスコンピューターブースはホール2。期間中に足を運んでみてほしい

 

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