テレコンで1000mmも可能です
パナソニックが最小最軽量の超望遠ズームレンズ「LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S.」を発表
2025年09月25日 10時10分更新
パナソニックは9月25日に、フルサイズミラーレスカメラLUMIX Sシリーズ用の新レンズ、「LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S.」を発表した。
100mmから500mmまでの超望遠をカバーし、最高で7.0段の手ブレ補正機能を搭載しながら、小型軽量を実現したのが特徴。Lマウント用でLUMIX Sシリーズに加え、Leica、SIGMAなどのLマウントカメラで利用できる。
メーカー希望小売価格は30万5800円で、11月中旬発売予定だ。
1285gを実現しテレコン対応で1000mmも可能
「LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S.」
LUMIXの望遠系レンズは、単体では「LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.」の300mmが最望遠で、70-200mmにテレコンを付けた400mmまでだった。
「LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S.」では、1.4倍の「DMW-STC14」装着で210-700mmF10に、2倍の「DMW-STC20」で300-1000mmF14が実現する(テレコン装着時は150-500mm域となる)。
また、S1RⅡのハイブリッドズームを使えば、レンズのみで2105mm、2倍テレコンで4211mm相当での撮影が可能となる。
「LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S.」のレンズ構成は12群19枚で、UEDレンズ2枚、EDレンズ2枚、UHRレンズ2枚を搭載。ズーム全域で中心から周辺まで高い解像性能を実現する。
手ブレ補正はボディとの連動制御による「Dual I.S. 2」に対応し、望遠側で7段分の高い手ブレ補正効果を発揮。
S1Ⅱ、S1ⅡE、S1RⅡ使用時は、AF時にはフォーカスリングのコントロールリング化に対応するほか、フォーカスボタンにファンクション機能の割り当てが可能となる。
動画撮影時については、ズームリングの回転トルクが調整可能で、ズームの誤動作を防ぎつつ、繊細な操作が求められる場面からスピーディなズーミングまで、快適な操作感を実現。また、絞りマイクロステップ制御で、輝度変化が大きいシーンでも、F値変化をなめらかに制御できる。
MF時のズーム中のピント送りが可能で、ズーミングしながら別の被写体へピント合わせができ、フォーカスブリージングも最小化されている。
ボディは防塵・防滴/耐低温設計で、レンズ最前部にはフッ素コーティングを採用。サイズはΦ92×196.1mmで、重さは1285gだ。
他社製品では、
ソニーα
100-400mm F4.5-5.6
=93.9×205mm・1395g
200-600mm F5.6-6.3
=111.5×318mm・2115g
キヤノン
100-500mm F4.5-7.1
=93.8×207.6mm・1370g
ニコン
100-400mm f/4.5-5.6
=98×222mm・1355g
で、LUMIXの100-500mmはいずれより小さく軽い。シグマのLマウントでは100-400mm F5-6.3は86×197.2mmで1135g、150-600mm F5-6.3は109.4×263.6mmで2100gだ。
LUMIX S 100-500mm F5-7.1O.I.S.
(S-R100500)
レンズ構成:12群19枚
特殊レンズ:UEDレンズ2枚、EDレンズ2枚、UHRレンズ2枚
絞り羽根:11枚
最短撮影距離:0.80m(W端) / 1.50m(T端)
最大撮影倍率:0.16倍(W端) / 0.36倍(T端)
フィルター径:Φ82
アクチュエーター:デュアルフェイズリニアモータ
手ブレ補正:7.0段(T端)
防塵防滴・耐低温:対応
スイッチ類:AF/MFスイッチ、OISスイッチ、ズームリミットスイッチ、フォーカスリミットスイッチ、フォーカスボタン
サイズ:Φ92.0x 196.1mm
重量:1285g
その他:三脚座付属





















