マイクロソフトのサティア・ナデラCEOが9月18日、米ウィスコンシン州南東部のマウント・プレザントに「世界最強のAIデータセンター」を建設する計画を発表した。正式名は「フェアウォーター(Fairwater)」。AIの学習と推論のために設計され、高速な演算能力と大規模なインフラを備える。
2026年初頭に運用開始を予定しており、初期投資額は33億ドルだ。さらに、同規模の第2データセンターを今後3年以内に建設するため、追加で40億ドルを投じる。ウィスコンシン州への投資総額は70億ドル以上になる見込みだ。
演算性能は現在もっとも速いスーパーコンピューターの10倍を目指しており、数十万枚のNVIDIA GB200 GPUが「シームレスクラスター」として接続される。光ファイバーケーブルは地球を約4.5周できる長さだという。冷却方式は液体冷却閉ループ方式を設け、運用後は実質的に水を使わない設計。エネルギーは再生可能エネルギーでまかなうという。
If intelligence is the log of compute… it starts with a lot of compute! And that’s why we’re scaling our GPU fleet faster than anyone else.
— Satya Nadella (@satyanadella) September 18, 2025
Just last year, we added over 2 gigawatts of new capacity – roughly the output of 2 nuclear power plants.
And today we’re going further,… pic.twitter.com/cZJ3pdN1rX







