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Lepton Hydro WSZ890 Cubeをレビュー

RTX 5070 Tiでも約39.1dBと静かなデュアル水冷の小型ワークステーション、4Kゲーミングも快適

2025年08月31日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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DaVinci Resolve 20で4K動画を変換してみた

 もう1つ、デジタルクリエイション用途のテストとして、Blackmagic Designの動画編集ソフト「DaVinci Resolve 20」も試してみた。テストは約6分間の4K動画(AV1、約60fps)に、Fusionエフェクトの「Comic Book」を追加し、H.265&24fpsの4K動画に変換するというもの。CPUやGPUの負荷と温度に注目してほしい。

Lepton Hydro WSZ890 Cube

DaVinci Resolve 20で4K動画を編集して書き出した

 各種支援機能のおかげでCPUもGPUも負荷は30%前後とそこまで高くない。これなら、バックグラウンドで動画を書き出しながら、別の作業を行っても影響は少なそうだ。

Lepton Hydro WSZ890 Cube

動画変換中のシステム負荷。CPUもGPUも30%前後と低め

 ここまで負荷が低ければ、温度も高くならないだろう。約10分ほどかかる変換時間の終了直前の状態を確認してみると、CPUパッケージ温度は最大85度で、平均は65度。サーマルスロットリングの影響もなく、安定した動作となっていた。

Lepton Hydro WSZ890 Cube

CPUのパッケージ温度(CPU Package)は最大でも85度と安全圏内

 GPUも最大41.8度、平均39.5度とかなり低かった。GPUのデータ処理量はかなり多いものの、メモリーも含め温度には余裕があるため、動作への影響は少ないだろう。

Lepton Hydro WSZ890 Cube

GPUの温度(Temperature)も最大41.8度とだいぶ低め

 もちろん、エフェクトの種類や数などによって負荷が大きく変化する可能性はあるものの、Lepton Hydro WSZ890 Cubeなら安定したパフォーマンスを発揮できそうだ。

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