Lepton Hydro WSZ890 Cubeをレビュー
容量26.1Lのデュアル水冷小型PCの内部がスゴイ!動画編集もゲーミングもド安定の秘密
2025年08月30日 10時00分更新
小ささの秘密は特殊なレイアウトにあり!
これだけ小さなボディーに水冷クーラーが2つ入っているとなると、どういう構造になっているのか気になるところ。ということで、まずは内部を見てみよう。
水冷クーラーのラジエーターは天面にCPU用、側面下部にビデオカード用を配置。マザーボードは一般的な配置とは上下が逆さになっている点がユニークだ。この特殊なレイアウトにより、コンパクトなボディーでも大型ビデオカードが搭載できるわけだ。
ラジエーターを冷却するファンの向きもおもしろい。天面配置の場合、普通は上に排気するように取り付けるが、Lepton Hydro WSZ890 Cube
では上から吸気するように装着している。
天面排気のメリットは、熱をPCケース内に拡散させることなく、すばやく外部に排出できること。ただし、PCケース内のスペースが狭いと、十分なエアフローが確保できずに窒息してしまい、冷却効率が下がるという欠点がある。
対して、天面吸気のメリットは冷たい外気でラジエーターを冷やせるところ。そのかわり、PCケース内に熱がこもりやすいため、排気ファンの重要性が大きくなる。
Lepton Hydro WSZ890 Cube
では、2ヵ所のラジエーターから出た熱がPCケース下部中央に集まり、まとめて背面ファンで排出するレイアウトになっている。ゆえに、PCケース内に熱をこもらせることなく、効率よく冷却できるわけだ。
電源ユニットはPCケース前面下部と、こちらもユニークな配置。電源コードをどう接続するのか不思議に思ってしまうが、延長コードで背面まで延ばしているため、とくに意識することなく使えるようになっている。
また、電源ユニット吸気口のすぐ横はサイドパネルのメッシュ部分となる。そのため、ここから外気を取り入れ、電源ユニットもきっちり冷却できる構造になっている。
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