「BHC PDII MUSEUM」を初公開! アイドルグループ「LINKL PLANET」が案内してくれる
静岡のガンプラ新工場に、ガンプラの企画開発を体験できるミュージアムが登場! 早速見てきた
2025年08月24日 12時00分更新
プラモデザイナー体験を楽しめるミュージアム
「BHC PDII MUSEUM」
新工場2階・3階にオープンするプラモデルの企画開発体験ミュージアム「BHC PDII MUSEUM」は、プラモデルができるまでの行程を学ぶ「スタディエリア」、体験する「ラボラトリーエリア」の2つから構成されている。ここからはプラモデル公式アンバサダー「LINKL PLANET」のメンバーが案内し、実際に体験している様子を見ていこう。
ミュージアムエントランスにつながる通路には、実物大ガンダムサイズの頭部をランナーについたパーツのようにしているガンプラモニュメントが展示されている。
入場時はこのパーツの裏にある通路を通るのだが、組立説明書が掲示されている。なお商品名は「地球連邦軍 白兵戦用モビルスーツ RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 1.1スケール マスターグレードモデル」。
スタディエリアは企画から各製造工程を学ぶエリア。実際の商品企画書や各工程の解説が見られる。また、多色成形機1台で1日に約4000枚のランナーを製造できることを表すため、ガンプラ4000体を展示した部屋を用意。壁に展示されたガンプラが圧巻だ。
スタディエリアの次はいよいよプラモデル製作を体験するラボラトリーエリア。タッチパネルを使い、プラモデルの形や色を決定。さらに金型の設計やパッケージデザインを体験する。それぞれの工程で作ったものがポイントとして評価され、プラモデザイナーとしてランキング認定される。まずはモデリングから。
すべて設定し終えたら、レビューを受けることができる。自分が選んだプラモデルのタイプに対してアドバイスがもらえる。アドバイスに従ってバランスのいいプラモデルにしてもいいし、自分の好みを貫いたプラモデルにしてもいい
モデリングの次は商品の色を決めるカラーリング、そして金型のデザインを体験する。
今回の発表会では新工場内へ入り、間近で成形機を見学できたが、ミュージアム入場者は窓からしか見ることができない。そこでミュージアム内でプラスチック成形の実演間近で見られるコーナーが用意されている。ここではミュージアム限定の成形品をもらうことができる。
最後はパッケージデザイン体験。背景を選び、その上に重ねるキャラクター画像を選択。大きさや位置などを調整した後、ロゴなどを配置していく。ここでデザインしたパッケージは持ち帰ることができる。
これでミュージアムの体験コンテンツは終了。最後はこれまでに作られてきたプラモデルなどが展示されている。またミュージアム限定商品を購入できる自動販売機も設置されている。購入できるグッズはマフラータオル、ピンズセット、ハンドタオル、エコバッグとなっている。
プラモデル企画開発体験ミュージアム「BHC PDII MUSEUM」は9月2日オープン。完全予約制で抽選販売となっているチケットは想定以上の申し込みがあるという話だが、少し経てば落ち着くはずとのことだった。
コロナ禍前まで実施されていた従来工場の見学と比べてもスケールアップし、体験施設も作られたバンダイホビーセンター新工場。最寄り駅の静岡鉄道長沼駅は「バンダイホビーセンター前」という名称がつき、ロゴをあしらった車両も運行する予定。
JRからだと静岡駅の隣である東静岡駅から徒歩8分ほど。東京からも新幹線なら1時間強とアクセスしやすいので、ガンプラファンはもちろん、社会科見学としても家族でぜひ訪問してみてほしい。
●BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM(BHC PDII MUSEUM)
所在地:静岡県静岡市葵区長沼500-15 バンダイホビーセンター新工場2階・3階
営業時間:9:00~17:30
所要時間:約90分
入場料:大人13歳以上:2860円/小人:1100円/未就学児:無料
©創通・サンライズ































