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「BHC PDII MUSEUM」を初公開! アイドルグループ「LINKL PLANET」が案内してくれる

静岡のガンプラ新工場に、ガンプラの企画開発を体験できるミュージアムが登場! 早速見てきた

2025年08月24日 12時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集● ASCII

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ガンプラ

新工場内の1枚のランナーに4色までのパーツを一度に成型できる多色成形機。ザクっぽかったりホワイトベースっぽかったりするカラーリングは従業員がしており、モチベーションアップにつながっているとのこと

増産体制が見込まれるガンプラの新工場が完成
その中にガンプラファンも子供も楽しめる体験施設が登場

 ガンプラを世界に出荷するプラモデルの生産拠点「バンダイホビーセンター」の新工場が静岡市に完成。7月24日に稼働を開始した。その中に、ガンプラを含むプラモデルの企画開発体験ミュージアム「BHC PDII MUSEUM」が9月2日オープンする。

 「BHC PDII MUSEUM」(以下、ミュージアム)は完全予約制でチケットは抽選販売となっている。土日を中心にすでに予約が殺到しているというこのミュージアムの内部がメディアに初公開されたので、一足先に見学させていただいた。

ガンプラ

バンダイホビーセンター新工場内にオープンする「BHC PDII MUSEUM」

 発表会にはBANDAI SPIRITS 代表取締役社長 榊原 博氏とホビーディビジョンGM 高橋 誠氏が登壇し、新工場とミュージアムの施設を紹介。また、プラモデル公式アンバサダーを務めているアイドルグループ「LINKL PLANET」がミュージアム内を案内してくれた。

ガンプラ

BANDAI SPIRITS 代表取締役社長 榊原 博氏(中央左)、ホビーディビジョンGM 高橋 誠氏(中央右)とプラモデル公式アンバサダー「LINKL PLANET」

 バンダイホビーセンターは、ガンプラをはじめとするプラモデルの生産拠点として世界中で販売されているガンプラを製作している。

 2026年の本格稼働時には2023年比で35%の増産が見込まれている。榊原社長はバンダイホビーセンター新工場を「ものづくりの魅力発信基地」と位置づけ、「工場見学だけではなく、プラモデルの生産工程を体験し、ものづくりのおもしろさや楽しさを体験し、子どもたちが将来ものづくりの仕事に携わってもらえたらとうれしい」とあいさつした。

成型から無人搬送、袋詰めや箱詰めまで
オールインワンで可能 省力化も進んだ最新設備

 新工場では省人化を図り、最適な生産工程を組んで安定的な生産体制を構築したとのこと。成型から出荷までを最新のライン構成により、工場内でオールインワンで完結、輸送コストの圧縮なども可能にしたとする。

 その製造工程の中心となる成形機は現在、多色成形機が5台、単色成形機が32台が稼働しているが、2026年度の本格稼働時には多色成形機10台、単色成形機84台に増設され、従来工場の多色成形機23台と合わせて大幅な増産体制が整う。多色成形機では1日当たり約4000枚のランナーが製造可能だ。

ガンプラ

1万4724平方メートルの敷地面積の新工場内部は広々としている

ガンプラ

材料や完成品は自動搬送されるため工場内は省人化されている

 成形機で作られたパーツは天井に張り巡らされた天井搬送台車のレールや無人搬送車などを用いて、次の行程のためのエリアに自動で搬送されるので工場内はほとんど人影がなく、まさに最先端の工場の雰囲気だ。

ガンプラ

天井搬送台車は工場内で作られたパーツなどを他のエリアに自動で運ぶ

ガンプラ

天井搬送台車が運ぶ荷物を吊り下げているところ

ガンプラ

無人搬送車と自動倉庫。天井搬送台車などとの組み合わせで生産工程での運搬が自動化されている

 新工場の中は2階・3階にあるミュージアムから見学することができる。ミュージアムでプラモデル生産工程を体験しつつ、実際の工場、そして働いている従業員の姿を見ることで、ものづくり全体を理解し、そのおもしろさを体感することができる仕組みになっている。

ガンプラ

ミュージアム内から見られる工場内部。各エリアに窓が用意されている

ガンプラ

プラモデルの紹介コーナーから見た工場内。従業員が連邦軍のようなお揃いの衣装を着ていることまでわかる

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