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マクドナルド「ハッピーセット」転売問題で謝罪 フリマアプリ事業者に対策要請

2025年08月12日 13時30分更新

文● スミーレ(@sumire_kon)

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日本マクドナルドのニュースリリース

日本マクドナルドのニュースリリース

 日本マクドナルドは8月11日、同社の「ハッピーセット」で実施したポケモンカードキャンペーンに関する一連の混乱について謝罪。あわせて、再発防止に向けた対応についても明らかにした。

 本キャンペーンをめぐっては、一部購入者が付属グッズのポケモンカードを抜き取り、残ったハンバーガーなどを店舗周辺に放置するといった問題が発生。多くの注目を集める事態に発展している。

 一連の騒動を受け、同社が公表した再発防止策は、以下のとおり。

購入数のより厳格な制限

 購入数の制限については、今後、特定のハッピーセットの販売時に、より厳格な販売個数制限を設定。必要に応じて、モバイルオーダーやデリバリーの利用も制限する。

 制限を超えた大量購入、複数回カウンターに並ぶ、店員を威圧するなど、ルールやマナーを守らない顧客に対しては、購入を拒否する方針だ。

 なお、今回のポケモンカードキャンペーンに関しては、明らかにサービスの運営を妨げる行為をした顧客や、そのような購入履歴のある顧客に対して、規約に基づき公式アプリの退会処理を実施する予定だ。

フリマアプリ運営者との継続的な協議

 付属グッズの扱いに関しては、転売目的の悪質な買い占めを可能な限り抑制すべく、同社から各フリマアプリ運営事業者に対して、より実効性のある対策を要請していく。

 ただし、8月11日時点では、要請の具体的な内容は公表されていない。

過去にも類似の問題が発生

 ハッピーセットを巡っては、5月にも人気キャラクター「ちいかわ」とのコラボ商品に購入希望者が殺到する事態が発生。大手フリマサイトで、付属グッズの転売とみられる行為も確認され、問題となっている。

 今回のポケモンカードキャンペーンでは、こうした経緯もあってか、開始前(8月7日)の段階で購入制限やメルカリと連携した転売対策に関する情報を公開。混乱の防止に努めたが、多くの課題を残す結果となった。

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