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音声認識の精度やAI要約機能を評価

建設現場でも欠かせない議事録作成業務“10分の1”に 大豊建設が「LINE WORKS AiNote」を導入

2025年08月08日 09時30分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 LINE WORKSは、2025年8月1日、大豊建設がAI議事録自動作成ツール「LINE WORKS AiNote」を導入したことを発表した。

 施主や設計者、元請、協力会社など、さまざまな関係者が関わる建設プロジェクトにおいて、関係者間の認識をそろえるために欠かせないのが“会議の議事録”である。一方、議事録の作成方法は、手書きのメモなどアナログな作業なのが一般的で、現場の大きな負担となっているのが現状だ。

 大豊建設も、現場や本社でのさまざまな会議の議事録作成に多くの時間を要していた。会議終了後に録音した音声を再生し、メモと照らし合わせながら内容を整理する場面もあったという。

 そうした中で、現場から「LINE WORKS AiNote」を試したいという声が挙がり、試験導入。音声認識の精度や議事録作成にかかる時間の削減効果が確認できたことから、2025年8月より本格導入を開始している。

 大豊建設は、LINE WORKSと同じID・パスワードで利用可能な点や、高精度な音声認識と話者分離機能、会議の決定事項やネクストアクションを整理できるAI要約機能などを評価しているという。

 本導入にあたっては、LINE WORKSの掲示板機能を通じて全体に周知。実際に現場からは、「議事録作成にかかっていた時間が10分の1程度になった感覚」という反応もあるなど、大きな業務効率化につながっているという。

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