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荷受け/荷渡しの無人化ソリューション、自社営業所で成果を上げ外販に進出

安全な“法人向け置き配”実現 ニチガスと子会社が「Akerun」採用でソリューション開発

2025年07月28日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 入退室管理システム「Akerun」を提供するPhotosynth(フォトシンス)は、2025年7月4日、日本瓦斯(ニチガス)とグループ会社のエナジー宇宙(エナジーソラ)が開発/提供する法人向け置き配ソリューション「ニウケマスター」に、Akerunが採用されたことを発表した。

 ニウケマスターは、企業の事業所で、宅配便などの荷物の受け取りや管理を無人で行うソリューション。荷物を受け取る側では有人受け取りにかかる負担がなくなり、宅配業者側でも再配達が不要になることで配送効率が向上する。

 そもそもこのソリューションは、ニチガス自身が新たな営業所を開設するにあたって、荷受け業務が省人化のハードルとなったことから自社開発したもの。さまざまな営業所に展開したところ、事務担当者が不在の営業所だけでなく、担当者がいる拠点でも荷受け業務の省力化につながる成果があったことから、現在は外販もスタートしている。

「ニウケマスター」の概要

 ニウケマスターは、荷受けスペースの入退室管理を行うAkerunのほか、クラウド型監視カメラ、配送事業者の操作タブレット、全体を管理するWebシステムなどで構成されている。開発を手がけるエナジー宇宙では、Akerunを採用した理由について、API連携によるシステム統合が容易だったことを挙げている。

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