画像生成アプリの定番「ComfyUI」でも使える
BFLは、ノードベースの画像生成AIアプリ「ComfyUI」への公式テンプレートにワークフローを同梱するなど、連携を積極的にしています。また、ComfyUIは独自アプリを強化しており、初心者でも扱いやすいようにするべく努力を続けています。テンプレートのなかに「Flux」という項目があり、そこからKontext Devの読み込みをすればよく、最初の導入は簡単になっています。不足しているモデルは自動でダウンロードしてくれます。
ComfyUIの「Flux」選択画面。Kontext Dev用には2種類のワークフローが用意されており、どちらかを選ぶだけで、fp8版(圧縮版)などを自動でダウンロードしてくれるなど、初期設定をしてくれる
Kontext Devは様々な設定ができるのですが、「FLUX Kontext Dev(Grouped)」の設定を利用して、2枚の画像を連続して生成する方法を試してみました。夏服の明日来子さんを参照画像に設定し、1回目の生成では猫を抱いていて、2回目の生成では「ASCII」の文字を画面に追加するという設定をしてみました。すると、猫を抱きしめている明日来子さんが表示され、ASCIIの文字が追加されました。画質は、クラウドの[pro]に比べると若干劣るようにも感じますが、ほとんどその違いがわかりません。追加学習モデルのLoRAでキャラクターモデルを作らなくとも、ここまでの一貫性を維持できるのは強力です。
また、この2回生成する方法は、様々な形で応用が可能で、写真風画像をイラスト風に変換し、さらに、それを線画にするといったこともできます。そして、合成すればイラスト風の画像を作ることもできます。

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