「goto」は「五島」、「tree」は「木」になっています
マイクロソフト「助けて」 Windowsコマンド解説ページに悲痛なメッセージ、たぶん翻訳ミス
2025年07月10日 13時30分更新

日本マイクロソフトのWindowsコマンド解説ページに、「助けて」という悲痛なメッセージが掲載されていることが、ネット上を中心に話題になっています。
これは(おそらく)同社によるSOSではなく、Windowsコマンド「help」の解説ページを自動翻訳で日本語化したところ、タイトルのコマンド名まで訳してしまったことによるものだと思われます。
この“翻訳ミス”は、同社サービスの製品ドキュメントや学習用のトレーニングなどが提供されている「Microsoft Learn」傘下のページで起きています。Microsoft Learnはページの文言を英語版から機械翻訳またはAI翻訳している場合があるとのことで、その過程で翻訳ミスが生じたと推測されます。
自動翻訳によって珍妙なことになっているのは「help(助けて)」だけではなく、たとえばバッチプログラムの制御をバッチ・ファイル内で指定されたラベルの位置へと移す「goto」コマンドは「五島」、ドライブまたはパスのディレクトリ構造を図式表示する「tree」コマンドは「木」と直訳されています(7月10日、13時30分現在)。
「goto」が「五島」に訳されるのだという驚きがあります
確かに「tree」は「木」だけれども……
Xなどではこの“迷翻訳”がネタにされる一方で、「コマンドのタイトルぐらい翻訳しないとか制御できるやろがい」「マイクロソフトの機械翻訳は全然改善されんなー」と冷静な指摘も挙がっています。
自動翻訳では専門用語や固有名詞の翻訳ミスが見られることがあるため、可能であれば最終チェックは人間によるレビューが理想とされています。Windowsコマンドを調べたい人にとっては困惑する事態でしょうから、早めの修正を願いたいものです。担当者は「助けて」と思っているかもしれませんが……。












