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LINE WORKSの「建設現場の業務課題と実態」調査

建設現場では資料の共有・管理に1日60分 それでもクラウド利用はわずか2割

2025年07月09日 16時30分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 LINE WORKSは、2025年7月7日、「建設現場の業務課題と実態」に関する調査結果を発表した。施工管理や現場作業員、職人の職種である計1071名を対象に、2025年5月に実施している。

 まず、企業で抱えている課題については、「人材不足」が72%と突出して回答が多く、「人材育成の遅れ」(44%)が続いた。

企業で抱えている課題

 一方、“現場”において、手間がかかっている・負担に感じている業務については、「工程や作業スケジュールの調整に時間がかかる」が42%で最多となった。「現場立ち会いに時間をとられ、事務作業などが後回しになってしまっている」(33%)、「協力会社や外注業者との連絡調整や資料の共有に時間がかかる」(32%)がトップ3という結果となっている。

現場で手間がかかっている・負担に感じている業務

 上記課題の3位にも挙がった「資料やファイルの管理・共有方法」については、「自分のPCやUSBメモリ」が44%で最多。「メール」「紙」「自社サーバー内」が続き、クラウドサービスを利用するのはわずか2割(22%)にとどまっている。

業務や現場で扱う資料やファイルをどう管理・共有しているか

 ファイルや資料の取り扱いで負担や課題に感じていることについては、「過去の資料を探しづらい」(43%)、「外出先から資料を確認・編集できないことがある」(39%)が上位にあがる。また、社内外の資料共有やファイルの確認・管理には、「1日あたり平均60分」の時間を要している結果となった。

社内外の資料共有やファイルの確認・管理に要している時間

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