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太陽工業「酸化チタン光触媒膜材」

大阪万博、長期間の開催なのに「汚れない白い建物」の秘密とは?

2025年07月28日 08時00分更新

文● 貝塚/TECH.ASCII.jp

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「未来の都市」パビリオン。開催から3ヶ月以上が経つのに“真っ白だ”

長期開催のイベントにつきものな「建物の汚れ」

 開幕からおよそ3ヶ月が経ち、引き続きの盛況を見せている2025大阪・関西万博。

 開催が長期に渡るイベントで、“訪れる分にはあまり意識しないが、実は重大な”テーマがある。それは「建物の防汚性」だ。ここでは詳しくは触れないが、過去の万博やオリンピックでは、建物や仮設構造物の劣化・汚損が問題になったこともある。

開催から3ヶ月間が経つのに“真っ白”な建物

 ここで取り上げたいのが、地球/社会課題と技術を絡めて未来の暮らしを展示する「未来の都市」パビリオンだ。

 「未来の都市」パビリオンは、横長の四角錐から上部を切り取ったような特徴的な形状の構造物を採用しており、その壁は“真っ白”。にもかかわらず、開催からおよそ3ヶ月が経過しているのに、汚れたり、日に焼けてくすんだりしている様子がない。オープン時と遜色のない、真っ白なままだ。

 この「汚れない建物」の実現に一役買っているのが、太陽工業株式会社の「酸化チタン光触媒膜材」である。この素材は、汚れにくく、空気を浄化し、デザイン性も追求できるという優れた素材なのだ。

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