新たに「脱炭素経営支援」「生成AI活用支援」のサービスも追加
キヤノンS&S「まかせてIT BXシリーズ」提供開始 中小企業の経営課題解決に特化
2025年06月30日 09時00分更新
キヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は2025年6月27日、中小企業の“経営支援サービス”に特化した「まかせてIT BXシリーズ」の提供を開始した。IT/デジタルの側面から、経営コンサルティング、営業力強化支援、教育支援、脱炭素経営支援、生成AI活用支援といったサービス群を提供する。
2023年から「まかせてIT DXシリーズ」として提供してきたサービスの一部をBXシリーズに移行するとともに、今回新たに「CO2排出量算定支援サービス」「生成AI時代の人材育成研修」を追加した。
キヤノンS&Sではこれまで、中小企業のDX推進に向けた計画策定/機器選定/導入/運用/保守/教育を支援する「まかせてIT DXシリーズ」を展開し、12万社超の顧客におけるDX推進をサポートしてきた。その実績とノウハウを生かすかたちで、中小企業の経営課題を解決するBXシリーズを展開していく。
BXシリーズでは、中小企業経営者が最も重視する「売上拡大」「省力化/生産性向上」「人材確保」の課題を中心に、その周辺課題も含めるかたちで、課題解決を支援するサービスをラインアップしていく。今年3月にリリースした「DX認定取得支援サービス」、5月にリリースした「情報セキュリティルール作成支援サービス」もBXシリーズに加わる。
今回新たに提供開始するCO2排出量算定支援サービスは、エネルギーデータ報告 Scope1、Scope2のCO2排出量算定を代行するサービス。これにより、「実務ノウハウを持つ人材が社内におらず、脱炭素経営の取り組みが進められない」といった課題を持つ中小企業を支援する。
同サービスの提供価格(税抜)は15万円から。算定に用いる請求書/領収書の枚数により変動する。
なお今回のサービスは、脱炭素経営支援領域におけるサービス展開の第一弾となる。今後も「脱炭素経営の意義/目的の明確化」や「CO2排出量削減に向けたアクションプラン」の支援サービスをリリースいく予定。
もうひとつの新サービス、生成AI時代の人材育成研修は、生成AIを活用して業務効率化を実現するスキルの習得を支援し、主体的な生成AI活用ができる人材を育成するもの。2日間の集合研修で行われる。
同サービスの提供価格は1人あたり15万円。なお、厚生労働省の人材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」に対応しており、一定の経費助成が受けられる。













