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Roborock Saros 10をレビュー

ロボット掃除機があれば人間はもう何もしなくていい

2025年06月17日 17時30分更新

文● 近藤克己 編集●ASCII

提供: Beijing Roborock Technology

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汚れを集めたあとは全自動でメンテナンス

 家中のごみを集め、床の汚れもしっかり拭き取ってくれる賢いロボット掃除機ですが、汚れを取れば取るほどに面倒なのが掃除機のメンテナンス。従来のロボット掃除機はダストボックが小さく、すぐにごみでいっぱいになってしまい、頻繁なごみ捨てが面倒でした。さらに、床拭きのモップパッドもいちいち取り外して手洗いし、干してしっかり乾かさないとカビが生えたり悪臭を放ったりと最悪なことになります。

 しかし、こうした面倒なメンテナンスも今や全て機械任せにできるのです。Saros 10の「8way全自動ドック」はその名のとおり、8つのことを自動で行える万能ドック。ロボット掃除機からごみを吸い出してドックの紙パックにためる自動ごみ収集機能は当たり前、モップへの給水と洗剤投入、モップの洗浄と乾燥、モップの取り外し・取り付け、ドックのセルフクリーニング、そして高速充電。モップの洗浄とドックのセルフクリーニングは80℃の温水で、モップの乾燥は60℃の熱風で行い、カビなどの菌の繁殖を防いで清潔さを保ちます。

掃除をするたびにロボット掃除機からごみが吸い出されてドックにたまっていく。紙パック式なのでごみ捨ても簡単

左がロボットに給水する静水タンク、右がモップ洗浄後の汚水タンク。汚水タンクの水が結構汚れており、わが家の床がかなり汚かったことにびっくり

 なお、Saros 10はスマートホームの新規格「Matter」に対応しており、他社のスマートスピーカーやスマートホームアプリからも操作できますが、Saros 10自体にインテリジェント音声アシスタント機能を搭載しているので、Wi-Fi環境がない部屋でも音声による操作も可能です。

 ロボット掃除機の進化が凄まじいことになっています。Roborockでは既に、アームが伸びて自動的に大きなごみを拾ってごみ箱に捨てたり、脱ぎ散らかした靴下をカゴに収めたりできるロボット掃除機を海外で発売中で、いずれ日本でも目にできる日が来ることでしょう。人間の生活をロボットが補助することで、私たちは趣味に没頭したり子育てに邁進したりと、より豊かな人生を送れるようになります。「時産家電」という言葉を最近よく聞くようになりましたが、Roborockはより一歩進んで「豊かさを産む」家電と言えるのではないでしょうか。

<Roborock Saros 10>

本体サイズ:幅350×奥行き353×高さ79.8mm
ドックサイズ:幅409×奥行き440×高さ470mm
実売価格:28万5780円
全国のヤマダ電機(一部店舗を除く)およびヤマダウェブコムで発売中

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