東日本旅客鉄道(JR東日本)は5月8日、「忘れ物の横断検索サービス」を2026年4月から導入すると発表した。findの遺失物検索サービス「落とし物クラウドfind」を活用する。
現行の忘れ物問い合せサービスと新サービスの違いは、以下の通り。
●現行サービスと新サービスの違い
■横断検索サービス
新サービス:
・JR東日本を含む、「落とし物クラウドfind」導入企業の忘れ物情報を検索可能
現行サービス:
・JR東日本管内の忘れ物のみ対応可能
■問い合わせ方法
新サービス:
・ユーザーのスマートフォンから利用可能
・AIによる画像検索で、これまでより精度が高く、スピーディーな検索に対応
・アプリのインストールなしで、ブラウザーから問い合わせチャット(find chat)を起動可能
・find chatは多言語対応で、インバウンド観光客からの問い合わせにも対応可能
現行サービス
・駅窓口へ出向くか、電話やチャットで問い合わせが可能
・日本語のみ対応
■忘れ物の登録方法
新サービス:
・係員が忘れ物の写真を登録すると、AIが特徴を自動認識
・手入力の手間が省け、短時間でより正確な登録が可能
現行サービス:
・係員が手入力で忘れ物の特徴をシステムに登録
現行の忘れ物問い合せサービスは、落とし物クラウドfindの導入後も、駅窓口と電話限定で存続する予定。ただし、横断検索や画像検索といった機能は利用できない。
同社は今後、グループ内のホテルや駅ビルにも落とし物クラウドfindを展開し、グループ全体での忘れ物検索の利便性を向上させる方針だ。
