たくさんのGeForce RTX 50シリーズ搭載機、MSIの新製品発表会ーー国内初披露のRTX5060/70搭載「Katana」「Cyborg」シリーズほか
エムエスアイコンピュータージャパンは4月22日、ノートパソコンの国内向け新製品発表会を開催。多数の新製品を披露し、2025年上半期のゲーミングノートPCの戦略について説明した。
比較的手が届きやすい、RTX5060/70搭載ノートも登場
会場にはインテルの「Core Ultra 200HX シリーズ」やAMDの「Ryzen 9 9955HX3D」など処理性能の高いCPUを搭載したり、18インチの大画面を採用したりしたモデルが並んだ。その一方で、NVIDIAのGeForce RTX 5070/5060を搭載しつつ、価格を抑えた国内初披露モデルも展示された。MSIの幅広いパソコンのラインアップを知ることができる内容だった。
注目製品のひとつがパフォーマンスモデルとして、インテルCore UltraシリーズとRTX 5070/5060を搭載した「Crosshairシリーズ」。さらに第14世代インテルCoreプロセッサーとRTX 5070/5060を搭載したコストパフォーマンスモデルとして「Katanaシリーズ」もラインアップされている。
これ以外にもCore UltraとRTX 5060を搭載した薄型軽量タイプの「Cyborgシリーズ」「Thinシリーズ」など、製品の選択肢は豊富だ。
テーマは"AIを駆使せよ"
MSIが掲げたゲーミングノートPCのスローガンは「AIを駆使せよ。DRAGONFORGED DOMINANCE」だ。アップしたAI処理性能で、より多くのAI機能を活用することで、ノートPCがより快適かつより便利に使えるようになるという意味が込められている。主なターゲット層は「配信・実況を行うストリーマー」「専門的な作業を行うクリエイター」「ビジネスユーザーや学生、はじめてPCをつかうユーザー」だとし、これらのユーザーを対象とした製品を展開していくという。
2025年の新製品では、オリジナルのユーティリティーソフト「MSIセンター」を使ってAIを活用したさまざまな機能がつかえる。MSIセンターでは以下の機能が利用可能だ。
・パフォーマンスや設定を自動的に最適化する「MSI AI Engine」
・AIを使ってサウンドノイズを除去する機能「AI Noise Cancellation Pro」
・AIがバッテリー充電を最適化する「AI Charger」
・ネットワーク遅延を自動的に最適化「AI LANマネージャー」
・チャットでノートPCの設定変更が可能な「AI Robot」
すでに市場には様々なAI PCが登場しているが、同社はゲーミングノートPCにおいてもAI PCを積極的に展開していくという。
これ以外にもRTX50シリーズを搭載したゲーミングノートパソコンが登場した
18インチでフラッグシップのTitanシリーズはCore UltraやRTX 5090/5080を搭載。このモデルを筆頭に、薄型軽量のStealthシリーズ、18インチのRaiderシリーズ、そして18/17/16インチのバリエーションを持つVectorシリーズなど、ハイエンドモデルを展開している。