OpenAIが独自のSNSを開発中だと、4月15日に米メディアThe Vergeが複数の関係者の話として報じた。記事によれば、現在は初期段階で、ChatGPTの画像生成機能を活用したソーシャルフィードを備えた社内向けプロトタイプが存在するという。
イーロン・マスク氏が率いるX(旧Twitter)など既存のSNSに対抗するものとみられる。OpenAIがSNSに参入すれば、ユーザーが生成したリアルタイムのデータを自社のAIモデルの訓練に活用できるようになり、Xと同じ土俵に立つことになる。
サム・アルトマン氏とマスク氏の間には長年にわたる確執があり、2025年2月にはマスク氏がOpenAIの買収を約974億ドルで提案したが、アルトマン氏は「いや、むしろこちらがTwitterを97億4000万ドルで買うよ」と皮肉を込めて返答した経緯がある。
さらに、メタがAIアシスタント向けの新アプリにソーシャルフィードを導入する計画が明らかになった際、アルトマン氏はX上で「じゃあ、うちもソーシャルアプリを作るかも」と投稿し、SNS分野への参入をほのめかしていた。
なお、OpenAIは4月16日、ChatGPTの新機能としてユーザーが生成した画像をタイル状に一覧表示する「ライブラリー」をリリースしている。







