自律的に働くAIエージェント。今後、会社の中でさまざまな業務を代替していくことが期待されているが、若手社員が押し付けられがちな“イベントの幹事”も務まるのだろうか?
AI-FAQシステムを手掛けるHelpfeelは、AIエージェントの研究開発の一貫として、“お花見”の準備業務をAIエージェントに任せる社内実験を行った。
今回、幹事役を任されたAIエージェントは、自律型のAIソフトウェアエンジニアである「Devin」。参加者の管理から、飲食店へのデリバリー手配、余興の準備、乾杯の音頭、締めのスピーチまでを担当した。
デリバリー手配では、Devinに「一番近いお店はどこ?」「お花見にあう料理を提案して」「10人分くらいあるといいな」などと依頼。その結果、無事におにぎり・サンドイッチ・唐揚げ・サラダなど、バラエティに富んだメニューの手配に成功した。Devinに感想とコンセプトを聞くと、「自己採点は85点です、お花見には伝統的な和食(おにぎり)と、オフィスでの取り分けやすさを考慮してサンドイッチを組み合わせました」と答えたという。
料理の到着後は、Devinの音頭に合わせて乾杯。Helpfeel社員は、事前にDevinが考案・実装した「桜クイズバトル」でゲームを楽しんだ(残念ながら実施した4月2日は雨で、インドア花見になった模様)。
Devinが考案し、コードを実装した「桜クイズバトル」(HelpfeelのYouTubeより)
Helpfeelは、今回の取り組みを通じて、「AIがイベント運営の一部を担い、社員の業務負担を軽減する未来の可能性を体感しました」とコメントしている。










