高級食パンのパイオニアである「銀座に志かわ」がカフェ業界に新規参入します。パンの販売を実施してきた築地店をリニューアル、3月31日にスペシャリティコーヒーを提供する「GINZA NISHIKAWA COFFEE ROASTERY」としてオープンしたものです。
2024年に上海で既にカフェ併設のパン販売店をオープンしていますが、国内では今回は初めてとなります。オープンに先立ち開催されたメディア向け内覧会の様子をレポートします。
季節や気候に合わせて店内で焙煎
同店舗は、日本スペシャルティコーヒー協会主催の各協議会で審査員を務める福島珈琲・東日本代表の本池達也氏の監修の下、食パンと相性の良いスペシャルティコーヒーを提供すべく豆から焙煎、抽出までこだわっているのが特徴です。
店内で豆の焙煎を行うのですが、その焙煎機にはドイツのディードリッヒ社製セミオートロースター「DR-3」を都内では初めて導入しました。
遠赤外線で豆の中までじっくり火を入れていくので、コーヒー豆が本来持つ甘みを引き出していきます。液晶モニターで窯の中や排熱の温度を確認しながら、その日の気温・湿度、生育時期や産地による豆の水分量などの状態を見て、細かく焙煎の温度と時間を変えていくとのこと。
提供するコーヒーは2つのスタイル。1つはデロンギの業務用エスプレッソマシン「エバシス」によるエスプレッソ、カプチーノ、カフェラテ。全自動のマシンにより安定した味で淹れられます。ミルクのスチームもとてもなめらかで、ラテアートも可能になっています。
目でも楽しめるサイフォンコーヒー
もう1つはBONMAC社のサイフォンマシンを使ったサイフォンコーヒー。ハロゲンヒーターで熱する光サイフォン方式により、こちらも安定した温度で抽出できるため、安定した味で提供できるとのこと。
同店のヘッドバリスタを務める内田彩衣さんは、「ネルフィルターを使っているのでコーヒーの油分も抽出されやすく、口当たりがまろやかでコーヒーアロマの香り高い一杯をご提供します」と、その味の特徴を説明しました。
サイフォンコーヒーは店舗オリジナルブレンドとシングルオリジンを数種類提供予定ですが、季節によってブレンド、シングルともに豆の種類を変えて提供する予定です。
フードに関しては、オープン当初はハニースティックを提供します。に志かわの食パンを使った人気メニューであるハニートーストを食べやすようスティック状にしたものです。近く、旬な食材を挟んだサンドイッチの販売も予定しているとのことです。
また、店舗内では高級食パンをはじめ、月初め食パンや歳時記シリーズなど、に志かわの人気食パンの販売も実施していくとのことです。
GINZA NISHIKAWA COFFEE ROASTERY概要
店舗名:GINZA NISHIKAWA COFFEE ROASTERY(ギンザ ニシカワ コーヒー ロータリー)
所在地:東京都中央区築地2丁目15-17 築地食パンビル 1階
オープン日:2025年3月31日(月)8:30
営業時間:8:30~20:00
定休日:不定休
席数:7席
メニュー内容(一部):※価格は税込み
・サイフォンコーヒー(ブレンド)680円 (シングル)800円
・カフェラテ(ブレンド)680円 (シングル)830円
・エスプレッソ(ブレンド)600円 (シングル)750円
・カプチーノ(ブレンド)680円 (シングル)830円
・ハニースティック(4本入り)600円
※価格は変動する場合があります。








