グーグルは3月20日、検索結果に「花粉飛散の予測情報」を表示する新機能を追加した。
環境省の調査によれば、日本人の42.5%が何らかの花粉症状を抱えており、そのうち約40%がスギ花粉症に苦しんでいるという。こうした背景から、多くの人が定期的に花粉の飛散状況を調べているそうだ。
花粉飛散予測情報を手軽に確認できる新機能
Google検索で「花粉」や「今日の天気」といった天気関連のキーワードをスマートフォンで検索すると、検索結果画面のトップに天気の情報の一部として花粉飛散情報が表示される。この新機能は日本国内で提供を開始しており、日本で多くみられる「スギ」「ヒノキ」「草の花粉」の3種類について、それぞれ「なし」から「非常に多い」までの5段階で5日間分の予測を表示するというものだ。
高度な予測ができるよう、グーグルは独自モデルを新開発。このモデルの花粉指標には、植物の土地被覆、気象データ、花粉の年間飛散量などが組み込まれており、スギやヒノキなど日本に多い植物も考慮されているという。
