グーグルは3月13日、AIアシスタント「Gemini」の新機能として、ユーザーの検索履歴を活用した「パーソナライゼーション機能」を発表した。同日より、18歳以上のGeminiおよびGemini Advancedユーザー向けに、ブラウザー版で提供を始める。
本機能は「Gemini 2.0 Flash Thinking」モデルの実験的な追加機能。ユーザーの許可を得た上でGoogle検索履歴と連携することで、ユーザーに対する理解度を高め、よりパーソナライズされた回答を生成するというものだ。
公開当初の接続先はGoogle検索のみだが、将来的にGoogleフォトやYouTubeなど、他のGoogleアプリやサービスにも拡大することで、回答精度の向上を目指すという。
利用する際は、Geminiのモデルドロップダウンメニューから「Personalization(experimental)」を選択して、検索履歴に接続。その状態で質問を入力すると、Geminiが内容を分析し、検索履歴で回答の質を高められるか否かを判断する。検索履歴との接続は、ユーザー側の操作で解除することも可能だ。
