尾道の老舗企業「カタオカ」の超わかりやすい導入事例に感銘
「なんか動かないです」からの解放、情シスも現場もニッコリのIntel vPro対応AI PC内覧会レポ
2025年03月13日 11時00分更新

Intel vProプラットフォーム内覧会には、PCパートナー各社のPCがずらりと展示されていました
こんにちは、ジサトライッペイです。インテルはMWC 2025にて、Core Ultra 200S/HX/H/Uシリーズの法人向けにあたる「Intel vProプラットフォーム」版を発表しました。今年は10月にWindows 10のサポートが終了するので、一気にリプレイスする企業が増えそうですよね。
「Intel vProプラットフォーム」は、サポートデスクやPCの管理などを担当する情報システム部門(情シス)にとってはかなり役立つシステムで、リモート管理機能やセキュリティー面で定評があります。
でも、CPUの型番が一般向けと同じだったり、やたらと専門用語が多かったりと、なかなかにわかりづらいですよね。ちなみに、ASCII.jpでは「情シス戦隊 サポートジャー」(関連記事:第1話、第2話、第3話)という、イラスト付きのなるべくわかりやすい記事で紹介していたりします。
そんな折、日本法人のインテル株式会社がIntel vProプラットフォームの内覧会を開催しました。インテルをはじめ、パートナーのPCメーカーやチャネルパートナー向けの内覧会ですが、Intel vProプラットフォームの導入事例が聞けるとのことで潜入してまいりました。
内覧会自体は2時間みっちりと参加しましたが、内容が多すぎるので、今回はその中で特にわかりやすかった事例に絞ってご紹介します。
Intel vProの超わかりやすい導入事例が尾道に
最も僕の心に響いたお話は、広島県尾道市の「株式会社カタオカ」の導入事例でした。同社の事業は水産塩干物・海産物の製造卸売。「味付いりこ」や「ちりめんじゃこ」を作っている会社になります。
安全な食品を提供するための国際規格「FSSC22000」を取得しており、工場や冷凍庫に入るためには厳格なチェックがあります。そして、その工場・冷凍庫・倉庫は情シス担当者がつめている事務所もある第1冷凍庫を含め、なんと7箇所もあります。
いずれも尾道市東尾道という地区にありますが、最も遠い工場だと車で移動することもあるそうな。情シスの担当者がなんらかのPCトラブルの連絡を受けて、現場に到着するまで5~10分かかるとのこと。そして、従来のトラブル対応フローは以下になります。
この「なんか動かないです」は、情シス担当者は耳タコですよね。で、結局はそのトラブルを解決するために現場に向かわざるをえず、ほかの仕事がまわらなくなって生産効率が悪くなるわけです。
大﨑さんはこの「情シスあるある」を、Intel vProプラットフォームに対応したPCで解決したわけですが、その導入前後のお話が非常にわかりやすく感銘を受けました。まずは導入前の苦労からご覧ください。
