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TikTokに暗雲、アップルは新規ダウンロードを停止 1億7000万人の米国ユーザーに影響か

2025年01月20日 11時15分更新

文● サクラダ 編集●飯島恵里子/ASCII

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 TikTokは1月18日(米国時間)、同サービスの米国での提供継続に関する声明を発表した。

 同社によると、バイデン政権および米司法省が本日発表した声明は、1億7000万人以上の米国ユーザーに対してTikTokを維持するために不可欠なサービスプロバイダーに十分な明確性と保証を提供していないとしている。

 TikTokは、バイデン政権が迅速に明確な声明を発表し、重要なサービスプロバイダーに対し執行措置が取られないことを保証しない限り、1月19日(米国時間)には米国内でのサービス提供を停止せざるを得ないと表明して、実際に一時停止された。なお、1月20日(日本時間)現在、一部のユーザーは利用可能となった。

アップルサポートが米国内ユーザーに向けて対応を発表

 アップルはサポートサイトにて1月19日(米国時間)以降、米国内においてTikTokやByteDance Ltd.が提供するアプリの新規ダウンロードおよびアップデートをApp Store上で提供しないことを公表した。この措置は「Protecting Americans from Foreign Adversary Controlled Applications Act(外国の敵対勢力によるアプリケーション制御防止法)」に基づくものであり、TikTok、CapCut、Lemon8などが対象となる。

●米国内で利用できないアプリ
・TikTok
・TikTok Studio
・TikTok Shop Seller Center
・CapCut
・Lemon8
・Hypic
・Lark - Team Collaboration
・Lark - Rooms Display
・Lark Rooms Controller
・Gauth: AI Study Companion
・MARVEL SNAP

 米国に在住しているユーザーは、すでにインストール済みのアプリを引き続き利用できるものの、削除した場合は再ダウンロードはできず、新しいデバイスに移行した場合は新規デバイスへの復元が不可能となる。また、アプリの更新が停止されることで、パフォーマンスやセキュリティ、iOSやiPadOSとの互換性に影響が出る可能性がある。

 なお、米国以外の国または地域に設定されたApple アカウントで米国外からアクセスしているユーザーは、米国の陸上または海上の境界内にいる間は、ByteDance Ltd. のアプリ内でダウンロード、アップデート、アプリ内購入、新規サブスクリプションを実施することができない。しかし、米国を出国した場合は、すべての機能にアクセスできるようになる。

 今後の動向についてはバイデン政権の対応次第となるが、TikTokの存続を巡る議論は引き続き注目される。

 

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