JN-V236G180F-RETROをレビュー

180Hzのブラウン管テレビ風ゲーミングディスプレー、昭和レトロファンの心にドンズバ

文●いちえもん 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: 株式会社JAPANNEXT

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厚さは「令和」、OSD操作は独特

 ブラウン管テレビをモチーフにしているものの、奥行きは現代のディスプレーと同様に薄い。また、サイドの木目もおもしろい。前面もそうだが、側面にも昭和感あふれるデザインを施すとは予想外だった。昭和レトロの味わいを余すことなく形にしてくれたJAPANNEXTに拍手を送りたい。

180Hzのブラウン管テレビ風ゲーミングディスプレー、昭和レトロファンの心にドンズバ

厚さはイマドキのディスプレーと同程度。木目調のデザインにも昭和を感じる

 注目すべきは、画面右横にある2種のダイヤルだ。上のダイヤルを左に回すと画面の明るさ調整(デフォルトの「スタンダード」のみ対応)ができ、右に回すとゲーム用のターゲッターを表示できる。下のダイヤルは音量調節用だ。

180Hzのブラウン管テレビ風ゲーミングディスプレー、昭和レトロファンの心にドンズバ

上のダイヤルは明るさ調節/ターゲッターの表示。下のダイヤルは音量設定用。2種のダイヤルはどちらか一方に回してから指を離すと、所定の位置に戻るバネ式だった

 なお、各種画面モード(スタンダード、RTS、FPS、ゲーム、モノクロ、映画など)や細かい設定については、背面にあるOSD用ボタンで操作する。ただし、2列に並ぶボタンが手探りでは判別しづらく、何度も誤操作したので、デザインに合わせて前面配置でも良かった気がする。

180Hzのブラウン管テレビ風ゲーミングディスプレー、昭和レトロファンの心にドンズバ

OSD関連の操作は背面の専用ボタンで行う

180Hzのブラウン管テレビ風ゲーミングディスプレー、昭和レトロファンの心にドンズバ

裏側にあたる前面部にはボタンやスピーカーのダミーデザイン。できればここにリアルなボタンやスピーカー(5W×2)を実装してほしかったところ。ちなみに、リモコンのIR受光部らしきところもあるが機能はない

 ちなみに、OSDメニューのカーソル操作とモードの切り替えは、上のダイヤルでも代用できる。人によってはダイヤルとボタンを併用することで、画面の設定がいくぶんスムーズになるかもしれない。

モノクロモードがそそりまくる!

 前述の通り、JN-V236G180F-RETROの画面モードには「モノクロ」もある。昭和レトロをテーマにしているだけあって、モノクロモードを実装しているところは「さすがJAPANNEXT」とほめたたえたいところ。きちんと昭和レトロマニアの気持ちを理解している。

180Hzのブラウン管テレビ風ゲーミングディスプレー、昭和レトロファンの心にドンズバ

モード設定:スタンダード

180Hzのブラウン管テレビ風ゲーミングディスプレー、昭和レトロファンの心にドンズバ

モード設定:モノクロ

180Hzのブラウン管テレビ風ゲーミングディスプレー、昭和レトロファンの心にドンズバ

モノクロ設定はOSDの「輝度」メニュー内にある「モード選択」から

 試しに、モノクロモードを適用したままPCをいじってみることに。そこには、白と黒のマリアージュというべきか、2色が作り出す奥深いテイストに魅了される自分がいた。モノクロの映像をしばし鑑賞していると、過去にタイムスリップしたような気持ちになれるのだ。

180Hzのブラウン管テレビ風ゲーミングディスプレー、昭和レトロファンの心にドンズバ

モノクロモードのASCII.jp。さすがに「わぁ、昭和っぽい」とはならないが、独特な雰囲気が出ているのでこれはこれで良き

 筆者が思い浮かべる昭和のイメージは、白黒テレビの映像である。モノクロの映像は今となっては古臭く感じるが、モノクロの美しさを本機で体験できることは貴重かもしれない。

 もちろん、カラー映像がデフォルトではあるが、昭和レトロの雰囲気を堪能してみたい人は、ぜひモノクロモードを試してほしい。ふだん見慣れているカラー映像をモノクロに変更すれば、心の底からエモさが湧き上がってくるはずだ。

180Hzのブラウン管テレビ風ゲーミングディスプレー、昭和レトロファンの心にドンズバ

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