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使用済みリチウム電池収集で火災リスクも減! 埼玉の新たなレアメタル回収実験

2025年01月15日 17時05分更新

文● サクラダ 編集●飯島恵里子/ASCII

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 埼玉県と荏原環境プラントは、家庭から出る使用済みリチウムイオン電池を専用収集ボックスで収集し、レアメタルを再利用する実証試験を実施する。収集ボックスは1月15日から加須市のまるたけ騎西店とさいたま市のファミリーマート埼玉県庁店に設置し、ファミリーマート埼玉県庁店は2月14日、まるたけ騎西店は3月31日までの期間限定で運用される。

家庭で眠るリチウムイオン電池を資源化する新たな取り組み

 スマートフォンやモバイルバッテリー、電子タバコといった充電式電池は、レアメタルを多く含んでいるが、その回収は十分ではない。ごみ処理場での火災リスクを減らし、資源の有効活用を目指すこの試みは、県民の環境意識の向上と利便性を両立させる新しいスキームを構築することを目的としている。

 まるたけ騎西店とファミリーマート埼玉県庁店のほかに、加須市内の公共施設でもリチウムイオン電池の回収が進められている。具体的な収集場所は、加須市役所(本庁舎)、騎西総合支所、北川辺総合支所、大利根総合支所の4ヵ所で、住民は身近な施設を利用して簡単に電池の適正処理に協力できる。

 埼玉県はこの取り組みを通じて、サーキュラーエコノミー(循環経済)を推進。資源の効率的な使い方を模索するこのモデルは、今後ほかの地域への展開も期待される。詳細は県のホームページで確認できる。

 

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