いまゲーミングノートを選ぶなら“薄軽”が必須条件、Ryzen AI 9とRTX 4060搭載の最新「ROG Zephyrus G16」
所有する喜びを感じさせる美しいデザインと、最大解像度2560×1600ドット(16:10)のディスプレイ
「ROG Zephyrus G16 GA605WV」は、アルミニウム板から削り出した「CNCユニボディ」を採用しており、シンプルかつ洗練された上品なデザインが印象的。さらさらとした手触りで、指紋などの油脂もつきにくそうだ。また本体色は今回試用した「プラチナホワイト」(GA605WV-AI9R4060W)のほかに、「エクリプスグレー」(GA605WV-AI9R4060G)が用意されている。天面側のラインにはLEDを配置しており、「SLASH LIGHTING」と呼ぶアニメーションによってさまざまな情報を通知してくれる。ゲーミングノートというと、ゴツいデザインやハデなイルミネーションをイメージするが、「ROG Zephyrus G16 GA605WV」はそれらとは一線を画する色合いとデザインとなっている。
その一方で、ディスプレイはまさにゲーミングノートらしい特徴が満載だ。画面の内容に集中しやすい狭額縁デザインを採用しているうえに、最大解像度2560×1600ドット(16:10)の表示に対応しており、輝度500nitsと明るさは十分で画面の内容を視認しやすい。リフレッシュレートは240Hz、反応速度3ms以下で、ディスプレイ同期技術NVIDIA G-SYNCもサポートしているため、ゲーム映像のカクつき(スタッタリング)や残像感(モーションブラー)を抑えられる。
ゲームだけでなく、映画コンテンツでも明暗のある映像を楽しめるようDolby Vison HDRも採用するほか、コントラスト比1200:1 、PANTONEカラー認証取得しており、色彩の表現力に力を入れている点も注目だ。
先にも触れたが、動画編集などクリエイティブ用途でも利用するなら有機ELモデルの「ROG Zephyrus G16 GA605WI」もオススメしておきたい。Display HDR TrueBlack 500、Dolby Vison HDRをはじめ、デジタルシネマ規格DCI-P3のカバー率100%、色精度Delta E<1、コントラスト比は百万:1と至れり尽くせりなのだ。
またディスプレイ上部には207万画素のWebカメラとマイクを搭載している。Windows Helloによる顔認証に対応しているため、「ROG Zephyrus G16 GA605WV」を持ち運ぶのならぜひ活用したいところだ。周囲に人がいるなかでキーボードを使ってパスワードを直接入力すると盗み見られる危険性があるため、うれしい機能といえるだろう。
15.6型ゲーミングノートというと、薄さ(最薄部)については約22mm、重量は2.2kg程度あるのが一般的だ。自宅のデスクで据え置きで使う想定で、持ち運びを考慮されている製品は少ないはずだ。これに対して「ROG Zephyrus G16 GA605WV」は16型サイズながら最薄部約16.2mm、重量は1.85kgと薄さと軽さを追求しており、“最薄”“最軽量”に限りなく近い製品となっている。有機ELモデル「ROG Zephyrus G16 GA605WV」はさらに薄く、最薄部は約14.95mmしかない。デザインの美しさと相まって持ち運びたくなるゲーミングノートだ。
キーボード+マウス派もうれしいサイズのキーを採用、バックライト搭載で暗所でも視認しやすい
キーボードには、ASUSのゲーミングノートでおなじみのイルミネートキーボード(日本語86キー)を搭載している。暗い場所でもキーを視認しやすいバックライト機能を搭載している点が見逃せないメリットだ。
キートップのサイズは1.7mm(実測)、キーキャップサイズ(キーピッチ)は1.9mm(実測)と十分なもので、キーボード+マウスでゲームを操作する人や指が大きめの人も打鍵しやすく満足するはずだ。CNC加工によって「ROG Zephyrus G16 GA605WV」本体の剛性が向上したおかげで、キーキャップサイズを12.24%拡大したという。またキートラベル(キーストローク)は1.7mmと、一般的なノートPC(1.5mm)よりも深くなっているため、打鍵感があり押し心地はいい。ゲームだけでなく、長い文章を入力する機会が多い人にも最適だろう。