世界最大テックイベント「CES 2025」現地レポート 第1回
アワード受賞製品や基調講演を2025年も現地レポします!
開幕迫るCES 2025 アスキー的注目ポイントをざっくり紹介!
2024年12月17日 18時00分更新
CES 2025、1月7日からラスベガスで開幕!
毎年1月に米国・ラスベガスで開催される「CES」は、最新テクノロジーの展示や企業の講演を通じて、業界の未来を占う世界最大規模のテックイベントだ。各国からメディアやバイヤー、関係者が集い、イノベーションの発信拠点として毎年高い注目を集めている。
来年の「CES 2025」は現地時間の1月7日から開催される予定で、すでにいくらかの企業は、出展や講演の内容を明らかにしている。ここでは、現時点で公開されている情報を元に、CES 2025の“ASCII的”注目ポイントを紹介する。
透明な車載カメラや、3Dマテリアルキャプチャーに注目!
「CES Innovation Awards」は、出展製品や技術の中から、CTAが特に優れた製品や技術を表彰するという趣旨のプログラムだ。CES 2025の「Best of Innovation」には、ZEISSの車載用透明カメラ「ZEISS Microoptics」や、HPのデジタル素材キャプチャーシステム「HP Z Captis」などが名を連ねている。
こうした受賞製品も、現地会場で展示される予定。ASCIIでは、現物のレポートを掲載し、その特徴や新規性に迫っていく予定だ。
基調講演ではジェンスン・フアン氏が登壇
CESでは毎年、業界を代表するキーマンが技術トレンドやビジョンを提示し、イベント全体の方向性や焦点を示す基調講演を行なう。
CES 2025では、エヌビディア創設者兼CEOのジェンスン・フアン氏が登壇することが明らかにされている。
具体的な講演のテーマはまだ発表されていないものの、CESを主催するCTAの会長、キンジー・ファブリツィオ氏は「エヌビディアのようなイノベーションの象徴的存在を、世界的な基調講演に迎えるのに、これ以上いいタイミングは考えられません」とコメントしており、エヌビディアが誇る「アクセラレーテッド コンピューティング」とAIプラットフォームが、どのように新たな局面を迎えるかに注目が集まる。
もちろん、基調講演以外にも会期中は連日講演が開かれる予定。現在公開されている範囲では、AIとXRの融合、AIを用いたバーチャルヒューマンといった、AI技術をテーマにした講演が多く開かれる模様だ。
日系企業は世界でどう受け入れられる?
CESには、日系企業の出展も数多く見られる。直近では、スズキがCESに初出展することを発表し、各媒体が大きく取り上げている。
スズキの出展のテーマは「Impact of the small(小ささの衝撃):小さなものづくりが、大きく社会を変える。あなたと一緒なら、きっと、できる。」とのことで、軽トラック「スーパーキャリイ」や開発中の電動モビリティベースユニットなどの展示を予定しているという。
ふだんの街で見慣れた同社のモビリティーが、ラスベガスの舞台でどう評価されるのかに注目。
ASCIIでは、今後も新情報を入手次第、CES 2025の注目ポイントに迫っていく予定だ。