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まずはAWSの米国東部リージョンから、一部顧客への提供をスタート

AWS上でExadataが動く「Oracle Database@AWS」限定プレビュー開始

2024年12月05日 17時10分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 米オラクルは2024年12月2日(米国時間)、「Oracle Database@AWS」の限定プレビュー提供開始を発表した。今年9月に発表されていたもので、まずはAWSの米国東部リージョンから、一部顧客への提供をスタートする。

 Oracle Database@AWSは、AWSリージョン(データセンター)内に配置されたインフラを用いて「Oracle Exadata Database Service」を提供するフルマネージドサービス。サービスの運用/管理はオラクルが行う。

 同サービスを利用することで、顧客企業は「Oracle Exadata」や「Oracle Real Application Cluster(RAC)」などのワークロードをそのままクラウド移行できるうえ、AWS上のアプリケーションとの低遅延ネットワーク接続が可能になる。

 ユーザーは「AWS Management Console」からExadata Database Serviceを管理できるほか、調達も「AWS Marketplace」経由で行える(AWSのプライベートオファー、オラクルの既存ライセンス、サポートリワードなども利用可能)。さらに、請求やカスタマーサポートについても統合されているという。

AWS Marketplaceから調達が可能

 なお、一般提供開始など今後のスケジュールについては未公表だ。発表の中でオラクルは「今後数カ月でさらに幅広い提供を予定」していると述べている。さらに、両社のパートナーシップを通じて「『Oracle Database』の追加サービスを展開していく計画」とも述べている。

Oracle Database@AWS(Exadata Database Service)の利用料金は、OCI上でそれを利用する場合の料金と同じに設定されている

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