ランボルギーニは今日29日、新型スーパーカー「Temerario(テメラリオ)」を日本で初披露(ジャパンプレミア)した。
ベビーランボ「ウラカン」の後継モデル
プラグインハイブリッドと新開発のエンジンを搭載
テメラリオは、V10エンジンを搭載したウラカンの後継モデル。純エンジン車だったウラカンと比べると、プラグインハイブリッド車になりエンジンがV8になったことが大きなトピック。グローバルでは8月に発表されていたが、満を持して日本に上陸した。ただし、デリバリー時期は2025年以降で、価格は未定とされる。
登壇したアウトモビリ・ランボルギーニ CEOのステファン・ヴィンケルマン氏はテメラリオを「超一流のアスリート。まさにFUORICLASSE(フォリクラッセ、規格外の選手)です。技術的にもデザイン的にも並外れた革新的なクルマです」と説明した。発表会の会場が国立競技場だったのも納得だ。
上位モデルで、V12エンジンを搭載したレヴエルトもプラグインハイブリッドになり、ランボルギーニも電動化が進んでいるようだ。
エンジンは新開発の4L V8ツインターボを搭載。最高出力は800PS/9000rpm、最大トルクは730N・m/4000~7000rpm、最高速度は343km/h、0-100km/hの加速は2.7秒を誇る。モーターはフロントに2基、リアに1基の合計3基を搭載。システム最高出力は920PSというモンスターマシンだ。駆動方式は4WD、トランスミッションは8速DCT(AT)を装備する。
ボディーサイズは全長4706×全幅1996×全高1201mmで、ホイールベースは2658mm。車内空間のゆとりにこだわったという車内は、前モデルと比べると46mm足下が広くなり、34mm頭上が高くなった。また、シート後方の収納スペースもキャビントロリーが2台置けるほど広くなり、乗降しやすさが向上したという。インテリアは戦闘機のようなデザインはそのままに快適なシートが採用されている。
走行モードはチッタ(エコ)/ストラーダ(標準)/スポルト(スポーツ)/コルサ(サーキット)の4種に加えて、高度な制御で簡単にドリフトが楽しめるドリフトモードも搭載されている。
なお、すでに日本でも予約を受付ている。果たして日本の公道を走るのはいつになるのか!?