海外でのワーケーションも満喫!アラフォーで手に入れた〝複業〟フリーランスという働き方
時には「まあ、何となるか」というメンタルもフリーランスでは大切
複業フリーランスを始めたことで、自分らしい働き方を見つけた阪口さんにとって、現在の仕事をしていてよかったと思うはどんなことだろうか。
「日本語教師では生徒さんの上達や自己実現のお手伝いができていると感じられること。ツアーガイドでは日本と世界の橋渡しができ、自分が大好きな場所でローカルな体験を喜んでもらえること。民泊運営も同様で、ホテル滞在では感じられないリアルな日本の生活をゲストさんたちとシェアできることですね。そして、すべてに共通しているのは、生徒さんやゲストさんの国の文化や言語などを知ることができ、さらに自分自身の知識やマインドを豊かにすることができることです」
加えて、仕事をするうえで大変なことはないか聞いてみたところ、「文化や生活習慣が違う方々と接する時は話す内容など言動には、やはり気をつかう」という言葉が返ってきた。
「こちらの常識の押し付けになっていないか、失礼な質問をしていないかなど、自分では気付かないうちに相手を不快にしている場合もあるので、その点には常に注意しています。そういう意味でも海外を旅することによって、いろいろな価値観に触れることができるので、自身のアップデートのためにも海外ワーケーションをしているんです」
フリーランス生活7年目に突入した阪口さんは、今後も今のワークバランスをキープしつつ、もう少し自分の時間も増やしていきたいそう。
「仕事面でいうとオンラインでできることをもう少し増やして、ワーケーション中の収入をもう少し伸ばしたいですね。プライベートでは語学力をブラッシュアップしたいのと、まだまだ訪れてみたい場所がたくさんあるので、新しい場所でワーケーションする機会を増やしたいなと」
自身が思い描いていた理想の働き方とライフスタイルと実現できたという阪口さんにとって、フリーランスに向いている人の条件も聞いてみた。
「1つは結果にコミットできる人。自分自身で目標を定めて、それを達成するために計画的に努力できること。もう1つは収入や先行きが不安定でもあまり気にしない、むしろその状況を楽しめる人。フリーランスは自由な反面、不安定と孤独との戦いなのでどちらにしても逆境に強いメンタルは必要です。自分自身は後者で、もともと明確なキャリアパスがあったわけでもなく、収入にそこまでこだわりがありませんでした。『まあ、何とかなるか』と思えるメンタルはフリーランスとしてやっていくのに大切な要素だと思います」
最後に阪口さんのようにライフシフトをしたい、新しい働き方を見つけたいと考えている人にアドバイスをもらった。
「私も30代半ばに差し掛かった時に何かモヤモヤしたものというか、自分はこのままでいいんだろうか?というような焦燥感と毎日向き合っていました。結果としてこの〝モヤモヤ〟が背中を押してくれたので、今同じように感じられている方は自分自身と向き合う時間を意識して作ってみるといいと思います。ノートに感情ややりたいことを書き出す〝1人ブレスト〟は自分自身のマインドの整理になりますし、自分が描く理想の姿のために今何をすべきかがだんだん明確になってきます。ネットを活用してとにかく情報収集することで、既に活躍されている方のリアルな声を聞けることも。あと、何かに迷った時は、京都の静かなお寺で日本庭園を眺めながら思考を整理するのもおすすめです!京都は自然と歴史とアートが融合していて、まさにワーケーションにぴったりの街です。最後は宣伝になりましたが(笑)、皆さまがハッピーライフを送れることを願っています」
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