このページの本文へ

有人対応を30%削減して、ボタンプッシュ式より離脱率も10分の1に

待ち時間ゼロのコンタクトセンターへ LINE WORKSが「一次対応」を自動化するパッケージ

2024年11月05日 07時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 LINE WORKSは、2024年10月31日、AI音声応答システム「LINE WORKS AiCall」において、総合窓口の“一次対応”を自動化するパッケージサービス「VOICEIVR(ボイス アイブイアール)」を提供開始した。

 同社は、ボイスボットソリューションであるLINE WORKS AiCallによって、月間250万件以上のコール対応を実現してきた。その中で、顧客の要件を初期段階で把握して、適切な対応方法を案内する一次対応での活用ニーズが高まっているという。

 VOICEIVRは、同社の一次対応支援の実績とノウハウを反映した、パッケージ型ソリューションである。一次対応のシナリオをあらかじめフォーマット化しており、主要なSMSサービスと連携して、ウェブ手続きなどに自動誘導することも可能だ。文言設定と学習データの調整のみで導入可能であり、ボイスボットを一から開発するのと比べて、時間とコストを大幅に削減できるという。

VOICEIVRの活用イメージ

 VOICEIVRの先行導入事例では、最適な案件振り分けとAI自動対応によって、有人対応を30%削減しており、ボタンプッシュ式のIVR(音声自動応答システム)と比べて離脱率も10分の1に抑えるという成果を得られている。

カテゴリートップへ