このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第507回
シャオミの「Redmi Note 13 Pro+ 5G」は2億画素カメラに防水防塵など必要な機能が揃って6万円以下
2024年10月26日 12時00分更新
2億画素カメラは望遠カメラの代わりにもなる
最大の特徴はカメラ。アウトカメラはメイン(2億画素/F値1.65)+超広角(800万画素/F値2.2)+マクロ(200万画素/F値2.4)の3眼構成で、メインカメラは1/1.4型の大型センサーを採用。
デフォルトでは16個の画素を1つの大きな画素として使い、約1250万画素(4080×3060ドット)で記録される仕組みになっています。また、光学式と電子式の両方の手ぶれ補正機能も備えています。
ちなみに、2倍、4倍で撮影する場合は、16個の画素の結合が解除されて、一部の画素が使われる仕組みで、光学ズーム相当の画質で撮影可能。デジタルズームは最大10倍で、最大倍率にしても、かなりきれいに撮れました。望遠カメラは搭載されていませんが、ズームを使って撮影することが多い人にも重宝すること請け合いです。
撮影モードを「200MP」に設定すれば、2億画素(16320×12240ドット)をフルに使って撮影することも可能。2億画素で記録された画像は、スマホの画面で拡大しても精細な画質で表示でき、高画質のままでトリミングできるのが利点。
さらに、オススメのトリミングを提案してくれる「Xiaomi ProCut」という機能も利用可能。構図に迷ったときや、じっくり撮影する時間がない場合に活用できそうです。
なお、フロントカメラは1600万画素で、F値は2.4。手動で顔を補正したり、背景をぼかしたりできる機能も搭載。自撮りを楽しみたい人も満足できるでしょう。
パフォーマンスはミドルクラス上位
ゲームも苦手ではない
SoCはMediaTekのDimensity 7200-Ultra(最大2.8GHz)。メモリーとストレージは8GB+256GBと12GB+512GBの2モデルが用意されていますが、筆者は12GB+512GBを使いました。画面リフレッシュレートが最大120Hzということもあり、操作感はなめらかで、アプリの起動や切り替えもサクサクと軽快にできました。
ベンチアプリ「Geekbench 6」でベンチマークを測定したところ、ミッドレンジとしては上々のスコアを記録しました。
メモリーの空き容量に余裕がある場合に、仮想メモリーを追加できる機能も搭載。筆者が借りた12GB+512GBでは、最大12GBを拡張できるようになっていました。物理的なメモリーと同じようなパフォーマンスを得られるわけではありませんが、マルチタスクを多用する人には心強いでしょう。
120Wは驚くほどスピーディーに充電でき
電池持ちも良好
120Wの急速充電に対応していることも大きな魅力。同梱の充電器を使うと、最短19分で100%まで充電できるとのこと。充電速度を最大限に上げるには、ディスプレーをオフにして、「充電を高速化」を有効にする必要がありますが、それをオフにした状態でも、一般的なスマホと比べると圧倒的にスピーディーに充電できました。
バッテリー容量は5000mAhで、電池持ちも良好。シャオミによると、フル充電でゲームは12時間、動画は19時間楽しめるそうですが、筆者がややヘビーに使った日でも電池残量がピンチになることはありませんでした。
【まとめ】防水防塵、耐久性、おサイフケータイをフル装備
長く使える機能が満載でコスパ良し
長く使い続けるうえで安心感があることも利点。Redmiシリーズでは初めてIP68の防水・防塵の対応し、濡れた手でも操作でき、偶発的な誤作動を防ぐ「ウェットタッチテクノロジー」も搭載しました。
ディスプレーを覆う強化ガラスには「Corning Gorilla Glass Victus」を採用。基板やフレームの強度を高め、衝撃を吸収する構造を用いるなど、落下時の耐性も強化されています。
生体認証は指紋と顔に対応。指紋センサーはディスプレー内に搭載されていて、心拍数を測定できる機能も備えています。キャリア向けではなく、オープンマーケット向けのモデルですが、おサイフケータイにも対応しています。
2億画素カメラや120Wの急速充電は、おそらく3~4年と長く使っても、なお優位性があると思われます。コスパを重視したいが、性能にも妥協できないという人には、非常に魅力的な1台となるでしょう。
Redmi Note 13 Pro 5G (参考) |
Redmi Note 13 Pro+ 5G | |
---|---|---|
ディスプレー | 6.7型有機EL LTPO (20:9)120Hz対応 |
6.67型有機EL LTPO (20:9)120Hz対応 |
画面解像度 | 1220×2712 | |
サイズ | 約74×161×8.1mm | 約74.2×161.4×8.9mm |
重量 | 約189g | 約204.5g |
CPU | Snapdragon 7s Gen 2 | Dimensity 7200 Ultra |
内蔵メモリー | 8GB | 8/12GB |
内蔵ストレージ | 256GB | 256/512GB |
外部ストレージ | ― | ― |
OS | Android 14(Xiaomi HyperOS) | |
対応バンド | 5G NR:n1/3/28/38 /41/77/78 4G LTE:1/2/3/4/5/7/8 /12/13/17/18/19/20 /26/28/66/38/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
5G NR:n1/3/5/7/8 /20/28/41/66/77/78 4G LTE:1/2/3/4/5/7/8 /12/13/17/18/19/20 /26/28/32/66/38/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 |
カメラ画素数 | 約2億画素(OIS対応)+約800万画素(超広角) +約200万画素(マクロ)/イン約1600万画素 |
|
バッテリー容量 | 5100mAh(67W充電対応) | 5000mAh(120W充電対応) |
FeliCa/NFC | ○/○ | ○/○ |
防水・防塵 | △/△(IP54) | ○/○(IP68) |
生体認証 | ○(画面内指紋+顔) | ○(画面内指紋+顔) |
SIM | nanoSIM+eSIM | nanoSIM+eSIM |
USB端子 | Type-C | Type-C |
イヤホン端子 | ○ | ○ |
カラバリ | オーロラパープル/オーシャンティール/ミッドナイトブラック | オーロラパープル/ミッドナイトブラック/ムーンライトホワイト |
価格 | 4万1800円 (au Online Shop価格) |
5万9800円(8/256) 7万4800円(12/512) |
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