まずは米国から提供、他国は2025年初頭に展開予定
クラウド上の情報を一括検索できる「Dropbox Dash」が企業向けに進化
Dropbox Japanは、2024年10月17日、AIを搭載したユニバーサル検索ツール「Dropbox Dash for Business」を米国で提供開始したことを発表した。
これまで、Dropbox Dash(ベータ版)として提供してきたユニバーサル検索ツールを、企業利用のために機能強化したのがDropbox Dash for Businessだ。ウェブおよびデスクトップの英語版が米国で利用可能で、2025年初頭からは他国にも広げていくという。
Dropbox Dash for Businessでは、Dropboxだけでなく、Googleドライブ、Notion、Asanaなど、クラウド上にあるファイルや情報を一括で検索できる。Dropbox Dashと比べ、ユーザーの検索体験を向上させ、新たな管理機能で、各種ビジネスアプリと容易に連携できるようになった。
また、Dropboxと同様、セキュリティやプライバシーを念頭に設計され、権限のない情報が参照できないよう、コンテンツアクセス制御の機能を備えている。さらに、コンテンツガバナンスを提供するNiraを買収したことで、クラウドファイルを不正アクセスから保護する機能も実装。管理者用の集中コンソールでは、ユーザー情報や共有されている社内情報、アクセス制御などを一元的に管理できる。
さらに、Dropbox Dash for Businessでは、Dropbox Dashで好評だった各機能をアップデートしている。ユニバーサル検索や作業中のコンテンツなどを一覧化するダッシュボード「Start Page」では、アクティブティフィードが追加され、資料の更新情報も表示されるようになった。
さまざまな情報をグループとしてまとめる「Stack」では、個人レベルだけではなく企業レベルでまとめられるようになり、社内外の共有権限設定も可能に。また、AIにコンテンツについて質問できる「Answer」では、検索クエリに基いて、フォローアップの質問、回答、関連するコンテンツリンクを生成できるようになった。
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