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X、ユーザーコンテンツのAI学習について規約に明記

2024年10月17日 10時30分更新

文● G. Raymond 編集●ASCII

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 Xが、2024年11月15日から発効する新たな利用規約を発表した。ユーザーのコンテンツに関する権利と許諾についての重要な変更が含まれる。

 新規約では、ユーザーが自身のコンテンツの所有権を保持することが明確に述べられている。ユーザーが作成した音声、写真、動画を含むすべてのコンテンツは、ユーザー自身のものとして扱われる。

 しかし、ユーザーがXのサービス上でコンテンツを投稿または表示する際、Xに対して広範な権利を許諾することになる。許諾には、コンテンツを使用、コピー、複製、処理、適応、変更、公開、送信、表示、配信する世界的、非独占的、ロイヤリティフリーのライセンスが含まれる。

 また、このライセンスにはXの機械学習やAIモデルへのコンテンツの使用やトレーニングの権利も含まれている。また、Xは他の企業や組織がユーザーのコンテンツを利用できるようにする権利も有している。

 Xは、エコシステムパートナーによるユーザーコンテンツの使用に関するルールを設けており、オープンなエコシステムの構築を目指している。ただし、コンテンツが修正または変更される可能性があることをユーザーは理解する必要がある。

 ユーザーは、投稿するコンテンツに関して必要な権利や許可を持っていることを表明し、保証する必要がある。著作権やその他の財産権の対象となる素材を含む場合、適切な許可を得ていることが求められることになる。

 ユーザーは規約の内容を十分に理解し、コンテンツの取り扱いについては慎重になることが求められる。特に、AIモデルへの利用や他社との共有など、コンテンツの幅広い使用に同意することになる点には注意が必要だ。

 

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