Geoloniaが新版公開、今後は有償のデータ管理・ホスティングサービスも提供予定
オープンソースの「住所正規化エンジン」が“地番住所”にまで対応
2024年10月11日 18時00分更新
Geoloniaは、2024年10月10日、オープンソースの住所正規化エンジン「normalize-japanese-addresses」のバージョン3を公開した。
新バージョンでは、住所マスター自体を、デジタル庁が公開している「アドレス・ベース・レジストリ(ABR)」を元に作り直した(前バージョンまでは、国土数値情報や郵便局データをベースに動作)。これにより「地番住所」までの正規化に対応、住所の網羅性、精度が向上して、更新頻度も安定化するという。
新バージョンを試すためのデモサイトも公開されている。
Geoloniaは、これまで住所マスターのデータを無料かつ無制限で公開したが、新バージョンはデータ量が多く、公開を一時的に停止または変更・制限する可能性がある点も触れている。商用利用の際には、自身でデータを作成して、ホスティングすることを推奨している。
今後Geoloniaでは、有償でのデータ管理・ホスティングサービスを提供予定だ。