意外な名物から興味を引く観光スポットまで、東日本にはまだ知られていない魅力がたくさん。実際につなぐ旅編集部が東日本の市町村を訪れて、「ワクワクする」シーンを体験レポート。今回は北海道札幌市の旅の様子をお届けします!
今回訪れたのは、札幌市中心部からバスで約1時間のところにある「定山渓温泉」。温泉編、グルメ編の2本立てでお贈りするレポ?p>ートのグルメ編です(温泉編はこちらから)。
私はチェックインまでの時間、チェックアウト後の時間もグルメはしっかり楽しみたい派です。ということで、ランチからスイーツまであれこれ食べ歩きました。
オシャレ過ぎる!和食に見えない和食ランチ「食堂いち」
定山渓の原生林の合間を縫うように、パン屋やスイーツ店、カフェなどが立ち並ぶ「山ノ風マチ」。ここにある「食堂いち」では、少し変わった和定食を味わうことができます。
「食堂いち」では生姜焼き定食やイカ煮込み定食などを提供しているのですが、特徴的なのが「フレンチ」と「和食」を融合させているところ。珍しいスタイルに目がない私は、一番人気の「ゆる焼き鮭定食」をオーダーしました。
「ゆる焼き鮭定食」は、まずその見た目に驚かされます。だってどう見てもフレンチ! 刺身でも食べられる新鮮な鮭を、「しっかりめ」「ちょっとレア」の両方の焼き方加減で楽しめるんです。これは面白い! 「ちょっとレア」の方は、中心部分がレアでしっとり仕上がっていて、ホタテなどの出汁と日本酒で作ったソースとよく合い、ご飯との相性もばっちりです。
食堂いち
住所:北海道札幌市南区定山渓温泉西2丁目2 風マチビルヂング2階
定休日:火曜
HP:https://www.instagram.com/shokudo_ichi/
札幌の有名ラーメン店主が手掛けるやわらかシュウマイ「シウマイハヤマデタベルモノ」
今回宿泊した宿の近くに、ちょっと気になるたたずまいの店がありました。札幌で有名なラーメン店「山嵐」の店主、大村哲也さんがオープンしたシュウマイの専門店「シウマイハヤマデタベルモノ」です。
シュウマイは直径5cmほどのジャンボサイズ。「ジンジャーシウマイ」や「ペッパーシウマイ」のほか、エゾシカやラムなど北海道らしさを感じるシュウマイもラインアップされています。どれもふわふわの皮にジューシーで柔らかなあんがみっちり包まれていて食べ応えがすごい!
「僕がシュウマイが好きだったことと、札幌にシュウマイの文化がないことに気付いてお店を出すことにしました。シュウマイって個性を出すのがすごく難しくて、新しいものを作るのって簡単ではないなと改めて感じています」と大村さん。ラーメンが札幌で人気を集めるように、シュウマイのお店が定山渓で人気になる日が楽しみです。
シウマイハヤマデタベルモノ
住所:北海道札幌市南区定山渓温泉西4丁目377
HP:https://www.instagram.com/shiumaiwa/
見た目も味も間違いない!こだわりソフトクリームが絶品のパフェ「オオカミパフェ」
スイーツを食べるならぜひ立ち寄ってほしいのが「オオカミパフェ」。札幌の人気ソフトクリーム店「ミルクマスタッシュ」の姉妹店ということで、ソフトクリームを使ったパフェが最高に美味しいんです。
イチゴやチョコバナナなどのパフェのほか、私が訪れたときは「季節のパフェ」として梨を使ったものがありました(フルーツは季節によって異なります)。甘いもの以外にも、お酒のアテを詰め込んだ「おつまみパフェ」というユニークなメニューもあって面白い。ポテトサラダや生ハムが重ねられていて、上から順番につまむか、縦にスプーンを入れて層でつまむか悩ましいところです。お腹に余裕があれば食べたかったところですが、今回はスイーツ目的で来店したので我慢!
さんざん悩んで、私の好きなピスタチオを使った「ピスタチオとアールグレイのパフェ」をいただくことに。あっさりミルキーなソフトクリームの下には、ピスタチオアイスが隠れています。本店で人気のピスタチオソフトクリームをアイスにしたそうで、すごく濃厚。アイスの周りに散りばめられたクランブルのザクザク食感がアクセントになって、どんどん食べてしまう!
まったりとした口当たりのピスタチオバスクチーズケーキ、紅茶の風味豊かなアールグレイのゼリーなど、食べ進めるごとにいろいろな味と食感が楽しめて、これこそパフェの醍醐味!
オオカミパフェ
住所:北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目228-23
HP:https://www.instagram.com/ookami_parfait2024/
人気過ぎて午前中には売り切れ!古き良き名物・温泉まんじゅう「大黒屋商店」
温泉といえば欠かせないのが温泉まんじゅう。昭和6年創業の老舗「大黒屋商店」では、毎日手作りの温泉まんじゅうを販売しています。実は初日に訪れたところ、お昼前だったにもかかわらず売り切れており、その場で購入予約をして翌日改めて足を運びました。
柔らかくもちもちの生地には黒糖を混ぜているということで、ひと口食べるとふわりと黒糖の風味が。まだほんのり温かく、今朝作った感が伝わってきて思わず顔がほころびます。消費期限は1日だけ(購入当日のみ)なのですが、購入した時の袋を見たところ無着色、無添加と書いてあり納得。
大黒屋商店は、まだ周辺のホテルに売店がない頃に温泉まんじゅうや最中などを作って卸していました。今は温泉まんじゅうだけを作っており、その数は1日1,500個。結構な数に思えますが、朝8:30開店にもかかわらず10:00には売り切れたり、予約分だけでいっぱいになることもあるのだそう。
大黒屋商店
住所:北海道札幌市南区定山渓温泉東4丁目319
定休日:水曜
温泉グルメの背中を押す新しい風
人気の老舗店以外に、フレンチ風和定食やシュウマイ、パフェなど、ここ数年で新しいお店がオープンしている定山渓温泉。どこも札幌から足を伸ばして訪れたいと思わせるお店ばかりで、古き良き温泉街に吹く新しい風を感じました。カフェやパン屋など、まだまだ気になるお店がたくさんあったので、改めて足を運んで“食い倒れ温泉旅”がしたいな。(温泉編はこちらから)
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